卵アレルギーを持った人はインフルエンザ予防接種をしない方がいいとききます。
実際はどうなのでしょうか?
Q. インフルエンザ予防接種を受けても問題ないでしょうか
一歳すぎた息子がいます。
卵アレルギーがあるのですがインフルエンザ予防接種を受けても影響ないのか
問題ないのでしょうか?
A. 家族と相談の上、接種します
接種後のアレルギー反応を100%予知する手段はないとされています。
卵アレルギーがあると日々なにかと不安があって大変なことと思います。
インフルエンザワクチンは鶏卵の羊膜腔で培養したウイルスを使用するためごく微量の卵由来成分が残存しているとされます。MRワクチンやおたふくかぜワクチンもニワトリ胚細胞を用いるためごく微量に成分の混入があるようですが、インフルエンザに比べると少ないそうです。
卵アレルギーがあってもアナフィラキシーの既往があるときは接種不適当となりますが、軽微な症状や検査のみの異常の場合は、接種要注意になり、皮内反応をみたり、分割接種(たとえば0.1ml接種して、問題がなければ0.4mlの残りを接種する)を行ったり、あるいはそのまま0.5ml(3才未満は0.25ml)接種を行ったり、家族と相談の上接種します。
米国小児科学会の指針では「重篤なアレルギー反応のリスクのある小児へは抗インフルエンザ薬という予防・治療手段もあるので一般的には推奨しない」と慎重な立場で記載されています。(回答/松井潔先生)
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