いつ測っても36度以下…。「低体温」を放置すると体はどうなる?美容への影響は?【美容専門医監修】

コロナ禍で体温を測る機会が増えましたが、「えっ?低っ!」と思ったことはありませんか。平熱が低いタイプの人は「低体温」とされ、冷え症とは区別されています。体温が低いのはなぜなのか、加齢とは関係があるのか、体温が低いと健康や美容にはどんな影響があるのかなど、気になることを美容専門医の黒田愛美先生に聞きました。

この記事の監修者

医師黒田愛美先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic副院長。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。
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「低体温」と「冷え症」はどう違う?

体温が35度台の場合は「低体温」

女性に多い「冷え症」と「低体温」は違うのでしょうか。

 

「冷え症とは、体温に関係なく、手足が冷たい、おなかが冷たい、腰が冷たいなど、どこかに冷えを感じ不快や苦痛を感じている状態です。

 

一方、低体温は体温が35度台と低い状態のことを指します。個人差はありますが、健康な人の体温はおおむね36度から37度で調節されており、外気の寒い冬でも環境に影響されることなく一定に調節される機能が働いています。

 

体温が35度以下になると、意識や判断力の低下、循環機能の低下を来す低体温症と判断されます。低体温症は山岳事故や水難事故などで起こることがある、命に関わる症状です。そこまで深刻ではないものの、体温が低いことを『低体温』と言います」(黒田先生)。

 

低体温はやっぱり体に良くない?

肌荒れイメージ

 

血流が悪くなり、代謝が悪くなる

低体温、と聞くとあまり体に良くないイメージがしますが……。

 

体温が下がると、血流が悪くなることが一番体へのダメージが大きいですね。

 

血流が良いことで老廃物のデトックスが促され、腎臓で排出がされやすくなりますが、血流が悪くなると新陳代謝が低下して、肌のターンオーバーにも影響します」(黒田先生)。

 

血流が悪いと体内のデトックス効果が落ちるのですね。ちなみに、体にたまった老廃物という言葉をよく目にしますが、老廃物とは具体的に何なのでしょうか。

 

「老廃物とは体内で不要になった毒素です。環境ホルモン、大気汚染、食品添加物など私たちの周りには老廃物の原因となるものが多くあります。

 

老廃物はリンパ節にたまり、そこから血流にのって代謝される仕組みになっています。リンパ節は鎖骨、脇の下、鼠径部(太ももの付け根にある溝の内側部分)、膝裏などにあり、その周辺に老廃物はたまりやすくなります。

 

また、老廃物は血流が悪い場所にもたまりやすくなります。例えばセルライトは、血流が悪い太ももの裏など老廃物と脂肪と水分がたまりやすい場所にできます」(黒田先生)。

 

 

低体温は加齢と関係がある?

運動不足

 

年齢は関係なし。若くても体体温になる

若いときはいつも36度台だったけれど、40代以降になってから35度台になった、という方もいるのではにないでしょうか。低体温と年齢は関係があるのでしょうか。

 

「女性ホルモンのエストロゲンは血管壁の柔軟性を維持する働きがあります。更年期に入ると女性ホルモンのエストロゲンが減って、血管壁が硬くなり、筋肉に酸素や栄養が行きにくくなって低体温になることは考えられます。

 

老化で筋肉量が減ることも原因の1つになるでしょう。

 

しかし、それだけで低体温になるわけではなく、運動不足、ストレス、栄養バランスの悪い食事、環境汚染など環境因子が大きいと思います。低体温は若い方でもいらっしゃいます。持って生まれた性質もあります。

 

個人で原因が違い、しかもいろいろな因子が絡んでいます」(黒田先生)

 

低体温は改善できる?

入浴女性

 

すぐには解決できないが「温活」が大切

低体温は自分で改善することはできるのでしょうか。

 

「環境因子が強いので、環境を改善することが最良ですが、すぐに解決とはいかないのが現状ではないでしょうか。ですからまずは簡単にできる方法で、体を温める『温活』を心がけることが大切だと思います。

 

一番簡単にできるのはおふろです。シャワーで済ませるのではなく、ゆっくりとおふろにつかることが大切です。

 

また、あったかグッズなどを使うときは大きな血管がある足首手首、鼠径部を温めることも効果的です。飲み物を選ぶときも、なるべく温かいものを。氷は入れず、常温で飲むなどの工夫をしましょう。

 

また、私は定期的に『よもぎ溶岩蒸し』を利用しています。『よもぎ溶岩蒸し』は子宮や下腹部付近を芯から温めることができます。 体と子宮を温めることで内臓が活発に動くようになり、骨盤内の代謝が上がることで子宮や卵巣の老廃物も排出されやすいといわれています」(黒田先生)。

 

まとめ

体温と血流は密接に関連していて、健康や美容には血行がとても大切なのだな、と実感しました。ストレスなどすぐには解決できない内側の因子もありますが、まずは外側から、できる方法で温めてみてはいかがでしょうか。

 

 

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取材・文/mido

ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。

 

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