「お母さん仕事遅れるから、先行くね!」お金を渡して先に銭湯を出てしまうお母さん。こんな日は、帰りに2人で近くのコンビニへ寄って夜ごはんを買い、夜道を歩いて帰っていました。しかし、これはまだマシな日だったのです……。
兄を本気で怖いと思ったのは…
お母さんの昼の仕事が長引き、そのまま夜の仕事へ行く日もありました。
そんな日はお風呂がなくなり、内心喜ぶ魚田コットンさん。
しかし、最悪な日は……
「お金をもらってないから、今日ごはんナシね」
夜ごはんまでもなくなってしまうのでした。
小学生のころは、不在がちな両親に代わってお姉さんに面倒をみてもらっていた魚田コットンさん。
夜の子守だけではなく、お母さんが昼の仕事の社員旅行で海外へ行っているときも、2人で留守番をしていました。
たったひとりで小学生の妹の面倒を見続けた中学生のお姉さん。
何日も大人がいないなか、心細くはなかったのだろうか……
思い返すとお姉さんはくっつき魔で、よくベタベタとくっついてきていました。
あれは寂しさを紛らわせるていたのではないだろうか……
そう回顧する魚田コットンさん。
そんな姉の下に5歳離れたお兄さんがいました。
やんちゃなタイプで、昔から遊びでよく殴られたり蹴られたりは当たり前でした。
気づいたころには家にほぼいない存在になっていたお兄さん。
昔から泣かされていた記憶しかないのに、お兄さんに対して負の感情はなく、魚田コットンさんの心のなかでは“なんだかんだやさしい兄”と思っていました。
しかし、そんなお兄さんを一度だけ本気で怖いと思ったことがありました。
「おい、コットン。魚の水槽洗うか、半殺しにされるか、どっちか選べ」
理不尽なお兄さんの二択に、魚田コットンさんは……?
家をあけることの多い両親に代わって妹の面倒を見るお姉さん。中学生とはいえ、本当は両親がいなくて寂しいのを我慢していたのかもしれませんね。
そして、複雑な家庭環境で育ったからか、荒れてしまっているお兄さん。誰も家に助けてくれる人がいない状況で、魚田コットンさんはどちらを選ぶのでしょうか……。
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夜の仕事で姉妹を置き去りにする母。心細いなか夜道を歩いていると… #家族、辞めてもいいですか? 10
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次の話を読む12話
「ごめんなさい!もうやめて!」殴られて泣きながら謝るも、兄はまさかの… #家族、辞めてもいいですか? 12
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最初から読む1話
「お母さんってスゴイ」子どものころ信じていた母の姿とは…? #家族、辞めてもいいですか? 1