「半殺しにされるか水槽を洗うか選べ」と言ってきました。どうせ何発か殴られるくらい……と思った魚田コットンさんは“半殺し”を選択。しかしお兄さんは本気で殴り始め、「ごめんなさい! もうやめて……!」と魚田コットンさんが泣いて謝罪。するとお兄さんは殴る手を止め、魚田コットンさんが水槽を洗うことになり……?
不仲だった両親がついに…
魚田コットンさんは、最初の答えを間違ってしまったが故に、お兄さんに殴られたうえに水槽を洗うことに……。
落としたらまた怒られる。
そう思った魚田コットンさんがお兄さんの方をチラリと見ると……
こちらをじっと睨んでいました。
こんなことなら最初から水槽を洗うって言えばよかった。
当時のお兄さんは確実に荒れていました。
しかし、家族の誰もがそれを治安の悪い地域や悪い仲間のせいにしていました……。
そして、魚田コットンさんが小学2年生だったある日の夜。
お母さんの車に乗せられて、どこに行くかも聞かされず、しばらく走ったときのこと。
人通りのほとんどないところに着くと、路肩に寄せて車を止めるお母さん。
何でこんなことに……?
そう思っていると、お母さんが話し始めました。
「あのね、お父さんとお母さん、離婚することになった」
「3人ともお母さんと一緒に来てくれる?」
「うん」
お兄さんとお姉さんはすぐに返事をしました。
「イヤだ」なんて言える雰囲気ではなく、コットンさんも「うん」と返事するほかありませんでした。
しかし……
それからしばらくして両親と祖父母たちとで話し合った結果、離婚は白紙に。
「そんな簡単になしになるもんなんだ?」と思った魚田コットンさんでしたが、内心とてもうれしかったのでとくに気にしませんでした……。
お母さんから車で連れ出され、切り出された離婚話。「お母さんと一緒に来てくれる?」なんて言われたら、子どもは嫌だなんて言えませんよね。さらに本心では“離婚して欲しくない”と思っていても、言える雰囲気ではない車内……。
その後、離婚しないことを知って喜んでいるので、やはり両親が不仲であっても離婚して欲しくない、みんなで一緒にいたいと思うのが子ども心なんですね……。
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「ごめんなさい!もうやめて!」殴られて泣きながら謝るも、兄はまさかの… #家族、辞めてもいいですか? 12
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離婚しないはずなのに、父は帰らず兄まで…。家庭は崩壊に向かって… #家族、辞めてもいいですか? 14
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「お母さんってスゴイ」子どものころ信じていた母の姿とは…? #家族、辞めてもいいですか? 1