美容整形には、いろいろな都市伝説があるそう。実際に、患者さんによく聞かれることもあるそうで……。
美容整形にまつわる都市伝説とは!?
美容整形はだいぶ一般的になりましたが、まだまだ未知の世界感が強いですよね。
私も美容外科クリニックで働くまでは、いろいろな整形都市伝説におびえてきましたし、患者さんにもよく聞かれます。
そこで、実際はどうなのかを紹介したいと思います。
まず、「たるみ治療で糸リフトをしたらMRIは受けられない?」について。
これは、糸の種類によります。
溶ける糸なら、問題なく受けられますが、金の糸の場合はクリニックによって断られます。
なぜなら、金の糸がMRIの強力な磁気に反応して、やけどを起こす可能性があるから。断られた場合は、別のクリニックで相談してみてください。
いずれの糸リフトにせよ、MRIを受けるときには、必ず顔に糸が入っていることを申告するようにしましょう。
次に豊胸バッグについての都市伝説。
「豊胸バッグは、飛行機に乗ると気圧で爆発する」という都市伝説は、昔からよく聞きますが、これはうそです。
豊胸バッグはかなり頑丈なので、気圧の変化で破損することは、まずないです。
豊胸バッグには、ほかにも都市伝説があります。
【1】マンモグラフィーが受けられなくなる
これは、バッグの種類や施設によります。
圧迫で豊胸バッグが過損する可能性があるため、マンモを受ける前にバッグを除去する方もいます。
ちなみに、ヒアルロン酸・脂肪注入の豊胸術の場合、マンモグラフィーは問題なくできます。ただし、ヒアルロン酸や脂肪が影となり、見えにくくなることはあります。
マンモグラフィーを受けるときは、必ず豊胸手術をしていることと、何が入っているかを申告してくださいね。
【2】授乳ができなくなる
これはうそで、問題なくできます!
【3】うつ伏せ寝ができなくなる
これはうそといえばうそ。豊胸バッグは圧迫に弱いので、術後3カ月ほどは避けたほうがいいですが、それ以降なら基本は問題ありません。
以上、豊胸バッグのよく聞く都市伝説でした!
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
【黒田先生からのアドバイス】
豊胸バッグを入れた後、マンモグラフィーができないということはありません。バッグの種類やマンモグラフィーの施設などにもよりますので、担当の先生に確認の上検査を受けてください。
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