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「え、介護脱毛って?」白髪になる前の40代が最後のチャンスと言われ悩む43歳【体験談】

VIO脱毛、脇脱毛、すね毛脱毛……世の中はいろいろな脱毛であふれています。最近、地味に注目を集めているのが“介護脱毛”だそう。どんな脱毛か知っていますか? 実は私、10年ぶりに行った全身脱毛で“介護脱毛”を勧められました。そのときの様子をお伝えします。

 

40歳を過ぎて勧められた介護脱毛

全身脱毛をしたのは遠い昔の20年くらい前……。あのとき施術の注意書きに、“永久脱毛です”って書かれていたはずなのに、40歳を過ぎたころから腕や脚に毛がちらほら。脱毛技術も進んだことを信じて、この先、毛の心配をしないために近くのサロンへ行きました。

 

ベッドに横たわりされるがままに光を当てられウトウトしていると、エステティシャンの方が話しかけてきました。初めは「脱毛、何年ぶりですか?」などたわいもない会話だったのですが、そのうちに「最近、40代で介護脱毛を希望される方多いんですよ~」と。

 

介護脱毛! 初めて聞く言葉に一気に目が覚め、興味深々に。介護脱毛とは、介護が必要になったときに排泄の介助をラクにする目的でアンダーヘアをなくす脱毛であると説明されました。

 

白髪になったら脱毛できないなんて!

たしかに私も看護師時代、排泄介助や陰部洗浄をしていましたが、陰毛が濃い人は排泄物がまとわりついてなかなか拭き切れなかった覚えがあります。とはいえ私は40代前半、まだまだ介護されるのは先の話。そっちの脱毛は20年後でいいやと思っていると、エステティシャンの方がひと言……。

 

「白髪は脱毛できないんですよね、だからアンダーヘアに白髪がない40代におすすめしているんです」と。

 

脱毛の仕組みを聞いてわかったのですが、毛のメラニン(黒い色素細胞)に光が反応して脱毛されるそうで、白髪になってしまった毛は黒の色素細胞がないので脱毛できなくなってしまうのだとか。だからアンダーヘアが黒い40代のうちに施術を受けなければ、介護脱毛はできないのだそうです。

 

 

子どもたちのための脱毛のはずなのに…

このまま勢いで介護脱毛までやっちゃおうかな、そのとき私はかなり悩みました。しかし、わが家には幼い子どもが2人いて、毎日、一緒にお風呂に入っています。介護脱毛してアンダーヘアがなくなったら「なんで毛がないの?」と突っ込まれかねない。それだけならまだしも保育園で「先生、お母さんのおまたの毛がなくなったんだよ」と言われかねない。そしてクラスの子たち全員に伝わってしまうかもしれない。

 

考えただけで怖くなってしまい、子どもたちとお風呂に入らなくなるころを見計らって介護脱毛することしました。だけどそのころには、私のアンダーヘアが白髪になっている可能性も……。子どもたちに手がかからなくなるのが先か、白髪が先か、介護脱毛はまだまだ先になりそうです。だけど将来、子どもたちが私の介護をしたとき、おまたがツルッツルッだったらそれもかなり衝撃的かもしれません……。

 

まとめ

介護脱毛とは排泄介助の際に介護者の負担を減らすため、アンダーヘアをなくすこと。白髪になると脱毛ができなくなるので、アンダーヘアに白髪がない40代のうちがしたいところですが、子どもとお風呂に入らないころにするか、その前に白髪になってしまうかに悩む、43歳でした。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

 

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取材・文/茂原好子

8歳女児、6歳男児の母。出版社勤務を経て、出産を機に看護師資格を取得。病院に勤務したのち、看護師編集者に。

 

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