これまでのことを、さくらさんはママ友の1人に相談してみました。すると、「あのママは有名だよ~」とママ友。
そしてさくらさんは「ほうちご」という言葉を知ることになるのでした。
ほうち…ご?
さくらさんは、杏ちゃんママに、これまでのみっちゃんとない子さんと起きた出来事を話しました。すると、杏ちゃんママは言いました。
「あのママは有名だよ~。自分ちは金持ちって自慢しかしないの」
ここまでは、さくらさんはさほど驚きません。しかし、次の杏ちゃんママの言葉に、さくらさんは呆然とします。
「『放置子』ってわかる?」
さくらさんの反応を見て、杏ちゃんママは続けて説明しました。
「ほったらかしにされている子のことで、そういう子ってよその家に行くことが多いんだけど……」
「あ……」
とさくらさん。みっちゃんが親からほったらかしにされていることを悟ったのでした……。
1人で公園に遊びに行かせているのではなく、みっちゃんはほったらかされているだけだとさくらさんは気が付きました。親に構ってもらえないみっちゃんは、さくらさんが遊んでくれて、きっとうれしかったのでしょうね。みっちゃんは当たり前に子どもたちが親から受けられるお世話を、受けられていないのかもしれません。
放置されている子どもには罪はなく、とてもかわいそうになってしまいますね。だからと言って単純に子どものお世話するというわけにもいかないですし、難しい問題ですね。親側には物を申したくなりますが、どんな事情が潜んでいるのかわかりません。親から放置されている子どもに出会ったら、どのように対応するのが正解なのでしょうか。いろいろな問題がある場合もあるので、福祉機関など第三者に相談するのもよさそうですね。
このお話は、ベビーカレンダーではこれで最終回となります。続編は以下のリンクからお読みいただけますので、ぜひご覧ください!
作画:まのもなお
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