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「もしかして妊娠?」と思っていたら、突然下腹部に痛みが!彼に寄り添われ調べてみると?

昔から生理が重たい私にとって、生理はとてもつらくて嫌なものでした。日常生活にも支障が出ますし、イライラして周りに迷惑をかけてしまいます。今は低用量ピルで調整していますが、まだ根性だけで乗り切っていたころ、生理の不調に苦しむ私を親身になって支えてくれたのは……。

「もしかして妊娠?」と思っていたら、突然下腹部に痛みが!彼に寄り添われ調べてみると?

 

デートと生理がバッティング!彼に生理事情を伝えたら

私は生理直前からPMS(月経前症候群)の症状が出てしまいます。さらに初日から3日目までは定期的に痛み止めを飲まないといけなかったり、場合によっては経血漏れ防止のため昼間から夜用ナプキンをつけたりと、あらゆる対策が必要でした。

 

今なら「ピルで生理をコントロールする」という考え方もあるかと思いますが、当時の私の感覚では「ピルは特別な人が飲む薬」という間違った認識がありました。生理が始まってしまうととてもつらく、ちょっと離れたお店に歩いて移動するなど普段なら難なくできるようなことが困難になってしまうのです。

 

そのため、彼とのデートと生理のタイミングが重なってしまうことには懸念がありました。ただ、男性に生理であることを伝えるのは少し抵抗がありましたが、彼に迷惑をかけたり不安にさせたりすることを考えると、伝えなくてはと思いました。生理が重いことや、生理痛がひどいときは服薬が必要なこと、生理中はいつもより疲れやすいことを伝えると、彼はデートの相談をする段階から気にかけてくれるようになったのです。

 

そろそろ生理になりそうと伝えるだけで、「あまり歩き回らないほうコースにしよう」「寒い日みたいだから暖かい屋内に行こうか」と私がラクになる方法を考えてくれました。実は彼には妹がいて、「女性の生理は大変なことも多い」ということを肌身で感じていたらしいです。

 

つらさをわかってくれる彼だから信頼できた

そんなやさしい彼が、恋人から夫へと変わるまでに多くの時間は必要ありませんでした。自分の経験則ですが、相手の体調を気にかけることができる人は結婚相手として最適だと思うからです。実際、その判断は正しかったと思える出来事がありました。

 

結婚してから4カ月ほど経ったときのこと。当時の私は仕事でのトラブルから、毎日心臓が押しつぶされるようなストレスを感じていました。すると、案の定、生理が止まってしまったのです。新婚なので「もしかして妊娠?」と思いましたが、妊娠検査薬の結果は陰性。それから1週間ほど下腹部にチリチリとした痛みがあったのですが、ある日、突如叫びたくなるような痛みが始まりました。

 

あまりにも痛くて、駆け寄った夫の呼びかけにまともに答えられない状態です。そんな私の様子を見た夫が救急車を呼び、私は病院に運ばれました。

 

夫には、おそらくストレスが原因で生理が遅れていることや妊娠検査薬で陰性結果が出たことを話していました。私の話にきちんと耳を傾けて、状況を理解してくれていたおかげで病院でも私の状態を正確に伝えてくれたそうです。結果的に痛みの原因は生理によるものでしたが、検査をすると急性胃炎も発症していることがわかりました。

 

 

いくらパートナーであっても、相手の体調をきちんと理解することはなかなか難しいと感じます。夫は、恋人時代に私の生理事情を理解してくれたように、結婚後も私の体調の異変について理解してくれていたので、受診や診察もスムーズにすすめられたと思います。もしもこれから子どもが生まれたとしても、子どもの通院も積極的に一緒に対応してくれるだろうなと心から信頼しています。

 

著者/高橋なな
監修/助産師 松田玲子

 

 

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