そして、保育園の先生を交えて、義母と夫と話し合いをおこなうことに。
話し合いは開始早々に進んでいき、先生から義母に対する鋭い質問が相次いだのでした。
「なぜお義母さまははると君にご自分のことをママと呼ばせるのですか?」
「はると君のハーネスを外したことで危うく車に轢かれるところだったんですよね?」
先生の質問に気まずそうな表情を浮かべた義母は、「私の時代にはハーネスなんてなかったのに……」とうつむきながらぼそっとつぶやきました。
先生は義母の言葉に対して、「時代は変わるものですよ」と指摘。
すると次の瞬間、義母の口から「それでもっ、私だって……頑張ったんですよ……」という言葉が飛び出し、今までの育児や家事の苦悩の日々の鬱憤が語られたのでした。
しかし、その言葉に反応した夫は「だからと言って、母さんがまいこをいじめていいわけないよな」と口を開き始めました。
さらに続けて、「俺今までずっと甘えてた。今まで本当にごめん」と頭を下げて謝罪。
まいこさんはその言葉を受け、「謝られたって私はあなたたちを許したわけじゃないよ」と厳しい顔つきで2人に向かって言い放ちました。
続けて、「もしやり直したいと思うならゼロから始めよう」と提案するのでした。
「不満とか怒りって消えるものなの?」この問いに友人は…
「もしやり直したいと思うならゼロから始めよう」
この結論に至るまで、かなり悩んでいたまいこさんは、
友人に相談をしていました。
「不満とか怒りって消えるものなの?」
「消えるわきゃ~ない。ってか消すな」
この答えに驚くまいこさん。
「私さ、夫が子育ても義母とのいざこざも、
何ひとつ助けてくれなかったこと、
今でも覚えてるし怒ってるよ」
「でも怒ったままでいいの。
ほかに愛せる要素を見つけられたらさ」
この友人の「怒ったままでもいい」という言葉が、
まいこさんの心を軽くしてくれたのでした。
そして、夫と義母に対して許せていないという
率直な自分の気持ちを伝えながらも、
「信頼を築くところから、また始めたいと思っています」
そう言ったのでした。
義母や夫に対する不満や怒りが消えなければ、未来はうまくやっていけないと思っていたまいこさんにとって、友人の「ほかに愛せる要素を見つけられたら、怒ったままでもいいの」という言葉は目から鱗でした。きっとまいこさんは、"怒ったままでいいなら私にもできる。もう一度夫を信じて、新しい可能性にかけてみたい"そんな風に思ったのではないでしょうか。なかなか覚悟のいる決断だったと思いますが、夫の新たに愛せる要素を見つけられるといいですね。
まいこさんの最新投稿は、「リアコミ」でも連載中!ぜひチェックしてみてくださいね。
作画:らみー
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