「もう30歳だよ？ 本当は若いママになりたかったんだけどな……」
ミキがそう言うと、マサヤはどんよりとした表情になっていました。
慌てて「変な空気にしてごめんね」と謝罪すると、「不妊の原因は私かもしれないから、1回婦人科で診てもらおうかな」と付け加えたのでした。
そして後日、婦人科で検査を受けたミキ。
しかし、検査結果ではなんの異常も見つからず、そのことを報告すると「良かった～！」と喜んでくれたマサヤ。
さらに、ミキは医師から「旦那さんも検査したほうがいい」と言われたことも伝えることに……。
すると、「俺も検査してみるよ」と検査を受けることを約束してくれたのですが……？
「俺も検査してみるよ」夫のひと言にホッとしたのも束の間で…
こうして検査を受けることになったマサヤ。
しかし、検査結果では、マサヤの造精機能に
問題があることが判明したのです。
「ミキ……本当にごめん」
「もう謝らないでよ。原因がわかったんだから、
これからどうするか一緒に考えよう？」
落ち込むマサヤをフォローするミキ。
そんなミキに再び「ごめん」と謝ると、
それから数日間、自室に引きこもることが増え、
口数も少なくなっていったのでした。
そして、それから数日が経過。
週末になると、マサヤが「大事な話がある」と
ミキを呼び出したのでした。
検査結果にショックを隠せなかったマサヤ。数日間ひとりで考え込んでいたようですが、相当な落ち込み具合だったので心配ですよね。ミキとマサヤは2人とも子どもが好きで子どもが欲しかった訳ですから、この件はお互いショックだったと思います。ただ、マサヤは自分の体に異常が見つかってしまったことで、かなり追い込まれている印象を受けますね……。一体ミキに何を話すのでしょうか。
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