コマさんは、ユキさんに全面的に信頼を置き、不倫調査をお願いすることに決めます。しかし、調査費用は120万円と高額。不倫の証拠が絶対に取れるという保証もなく、専業主婦で稼ぎのないコマさんには、高すぎる額です。
「でも、この120万円は、私と子どもたちの笑顔あふれる人生にかける金額……」そんな思いで、コマさんは支払いを決意。子どもたちの笑顔を守るため、学生時代に貯めたお金を全額使い、調査をお願いすることにしました。
調査依頼の入金を済ませた、その夜に…
不安がありながらも、高額な不倫調査を決断したコマさん。
「私と子どもの未来を守る気持ちで、私自身変われたのかな」
強い気持ちで前に進もうとするコマさん。入金を終え、「笑顔で娘のお迎えに行かなきゃね!」と、気持ちを切り替えて日常に戻ります。
そしてその夜。ジュンさんから「仕事で帰りが遅くなる」と連絡が入りました。探偵に依頼したばかりのタイミング……。遊んでるとしか思えないコマさんは、日付けが変わったころに帰宅したジュンさんの入浴中に、財布の中身を確認することに。
コマさんは手早く慎重に、と震える手でジュンさんの財布を探ります。すると、ジュンさんが絶対に飲まない飲み物が含まれた、コンビニのレシートと、謎の真っ黒なカードを見つけました。
写真を撮り、証拠を残そうとするコマさん。以前は、不倫の証拠らしきものを見ると涙していたコマさんですが、子どもたちとの笑顔あふれる未来を目指すと決心したため、もう涙が流れることはありませんでした。
翌朝、「遅くまで大変ね。体壊しちゃダメよ?」とジュンさんをねぎらう義母に、「俺が頑張れるのは家族のためだからしんどくないよ」と返すジュンさん。
そんな朝食の風景にコマさんは、「とんだ茶番劇……」と冷めた表情で、部屋から去っていくのでした。
一度は夫の不倫を許し、夫婦関係を修復しようとしたコマさん。その後、不倫の片鱗を感じるたびに、「なんでまた……」そんな気持ちで傷ついていました。しかし、離婚を決意し証拠を集めると決めた以上、夫の怪しい行動や証拠のようなものを見ても、コマさんが泣くことはありませんでした。「子どもの笑顔を守るため」そう覚悟を決めた母親の決意は、何よりも強いものですね。皆さんは「子どものためにいつも以上に頑張れた」という経験はありますか?
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作画:蒼衣ユノ
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