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「子宮だけじゃなかった!」43歳、子宮頸がんの判明から治療して治るまでの1年3カ月

東京オリンピックが開催された2021年の5月、私は子宮頸がんであることが判明しました。誕生日前だったので、私は43歳でした。がんが判明したきっかけは、同年4月に生理の血が止まらなかったことでした。病院に行くと「がんじゃないけど、また来月も来て」という話でひと安心していたのですが、5月に行くと「大きい病院を紹介するからそこで検査をしてみて」とのこと。検査をした結果、子宮頸がんだと告知されました。さらに大学病院を紹介されて、私の闘病生活が始まりました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師駒形依子 先生
産婦人科 | こまがた医院院長

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
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43歳、子宮頸がんが判明

マンガ1

 

 

マンガ2

 

 

がんは子宮だけじゃなかった!

4月に受診した婦人科で受けた検査の結果を元に、先生からがんの進み具合と治療計画の説明がありました。

 

がんの大きさは5cm、ステージⅠBという進行具合で、放射線治療を約2カ月おこなうということでした。そこまで深刻な状態ではないとのことで、不安な気持ちはあったもののひと安心していました。

 

ところが、大学病院でも検査をするように言われて検査をしてみると、肺に転移していることが判明! 転移について判明が遅れたのは、前の病院でなぜか肺から下しかCT撮影していなかったからだそうです。さらに詳しく見てみるとリンパにも転移していることが判明しました。

 

抗ガン剤治療で髪が抜け…

がんが転移している箇所の治療もするため、放射線治療から抗がん剤治療に変更になりました。3週間から4週間に一度、2泊3日の入院をして治療しました。

 

髪の毛が抜けるとのことで嫌で仕方がなかったのですが、先生の「長い人生の中でたった2年間ほどなので、我慢して頑張りましょう」という言葉が支えになり、治療を受けました。

 

2021年7月1日から治療を開始して、それから2週間後にはだんだんと髪の毛が抜けてきてきました。数カ月して気が付くと、全身のありとあらゆる毛が抜けてつるっぱげになっていました。

 

髪の毛が抜けていることが周りにバレないよう、私は10万円以上するウィッグを購入しました。

 

 

子宮のがんへの放射線治療を開始

10カ月後の2022年5月、肺とリンパに転移していたがんが消えたので抗がん剤治療は終了しました。

 

同年6月から、子宮のがんを治すため放射線治療を始めました。

 

28日間、子宮の外側から放射線を当てるために土日以外は毎日通院しました。週に1回は入院して子宮の中から放射線を当てる治療を4回おこなっていました。

 

子宮の中の治療の際は麻酔をしますが、それでも痛くて地獄でした。治療の4回目が終わったときは、担当してくださった看護師さんたちに「よく頑張りましたね」と声をかけられて涙が出ました。

 

治療の効果は3カ月後ぐらいに出るとのことで、同年10月の検査でがん細胞がなくなったという報告を受けました。これからは数カ月に1度病院で検査をして、がんが再発しないように様子を見ることになりました。

 

まとめ

病院で診察を受けてから治療を始めるまで、すべての先生の話が二転三転してかなり戸惑いました。最初から大きめの病院に行くべきだったかな、と思ってます。治療期間は私の場合ちょうど1年間で、3カ月後にがん細胞がなくなったという結果を聞きました。

 

髪の毛は抗ガン剤治療が終わってからだいぶ生えてきてますが、まだまだウイッグは必需品です。もう少し髪が伸びておしゃれなショートヘアになるまでウィッグは手放せません。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

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著者:井上 あき

慣れ親しんだ環境で平凡に生きていたが、病気をきっかけにこれまでの人生をリセット。病気が治ってからは、第2の人生を自分らしく自由に生きていくためにライター業にチャレンジ中。

 

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