調査の翌日、探偵から電話で報告を受けたコマさん。手を繋ぎ、時折抱き合う、夫と不倫相手の様子を聞くこととなりました。2人はコマさんのお気に入りのカフェを訪れ、過去にジュンさんとコマさんがデートで歩いた港を散歩していました。「バカにするのも、いい加減にして」と、コマさんは悔しさで涙してしまいます。
今回の調査は報告書にまとめて、送付してもらうことに。調査報告書が届くまでの1週間、ジュンさんのことが大嫌いでも、一緒に生活しなければならない現実が、コマさんを苦しめていました。
やっとの思いで手に入れた、不倫の証拠には…
「ジュンが帰宅すると動悸がする。吐き気がする……」
「家族を裏切ったクズ男と、一緒に食事をしなければならない……」
夫の不倫を知りながらの生活は、コマさんにとってつらいものでした。
「奈落の底に落ちないよう、報告書という希望の糸だけを必死につかんでいた」
離婚の足がかりとなる調査報告書だけが、コマさんを支えていたのです。
1週間後、姉の付き添いのもと調査報告書を受け取り、中身を確認します。
「え……なにこれ、すごすぎる!」
コマさんとお姉さんは、調査報告書の細かさに圧倒されます。
「私の目の代わりになって、探偵さんが見てきてくれてる!」
そこには、誰が何と言っても“真実”と言わざるを得ない、不倫デートの様子が記録されていました。
「腕も組むし、手も繋ぐし、信号待ちではキス……」
過去にコマさんと訪れた港を歩き、同じベンチで、同じ姿勢でキスをするジュンさん。夫と不倫相手の生々しい様子に、コマさんは言葉を失います。そして、お姉さんは耐えきれず「もう無理……」と呟くのでした。
夫が不倫相手と手を繋いでデートをし、ラブホテルに行ったことを知りながら、同じ食卓を囲まなければならないコマさん。食事の味がしないのも、当然ですよね。不倫ではなくとも、パートナーとケンカしたあとや、腹が立つようなことがあったあとに、一緒に食事をするのは気が進まないもの。しかし、ささいなトラブルであれば、食事などで同じ時間を過ごしたほうが、仲直りに近づく場合もありますよね。皆さんは、パートナーと“気まずい食卓”の場面がきてしまったら、どうしますか?
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作画:蒼衣ユノ
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