ランニングにハマった夫
夫が趣味でランニングを始めました。あまりコストがかからないですし、健康につながると思い、私も全力でサポート。夫は仕事から帰ると近所を走ることが日課になり、ある日ハーフマラソンに出場すると思いがけず良いタイムが出たのです。そして、フルマラソンにも挑戦することになりました。
元々体育会系の夫は、フルマラソン出場に向けて練習を増やします。フルマラソンへの参加費は8000円ほどで、思ったよりも高くて驚きましたが年に1回程度だろう思い、楽観視していました。そして、初のフルマラソンではまたまた良いタイムが出て、夫はますますマラソンへのめり込むようになりました。
まず、出勤前に朝5時から走るようになり、休日もすべて練習にあてます。そのうちチームに所属し、練習会にも行き始めた夫。だんだんと私たちの生活がマラソン一色になっていったのです。夫と休日に出かけることもなくなり、私はしんどくなってきました。
夫が趣味に没頭し、家庭にも変化が…
そして夫がマラソンに熱中することでわかってきたのは、実はお金がかかる趣味だったということです。大会は1カ月に1~2回出場し、その都度宿泊費や交通費などがかかります。さらにチームでの練習会後はほぼ毎回打ち上げがあり、交際費もかさみます。ほかにも、ウェアやシューズにもこだわりはじめ、どんどんコストがかかるようになっていったのです。
また、走り過ぎて体が故障することもありました。医療費やマッサージ費、銭湯代などメンテナンス費も必要になり、夫はランニングのために稼いでいるのではないかと思うことも増えていきました。
どんな趣味もほどほどに?!
ついにはランニングのことで喧嘩をすることも多くなりました。健康のための趣味も、夫婦喧嘩を誘発してしまえば精神的によくありません。あまりの熱中ぶりに家庭が崩壊しかけ、焦った私は夫に加減をお願いしました。
大会に出る回数を減らしてもらうことや、生活すべてをマラソンにあてるのではなく夫婦の時間も大切にしてほしいことを伝えると、夫も納得してくれてランニングへの熱をコントロールするようになったのです。
趣味があると生き生きして良いですが、あまりにも趣味優先になってしまうと家庭に影響が出てしまいます。わが家はギリギリのところで食い止めることができましたが、結婚するときは夫の趣味についても、詳しく聞いておくことが大切だと実感しました。
著者/中井さくら
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