「私たちを利用しないで!」介護を押しつける親族、出歩けないわが家…格差に苛立って #ママ友に嫉妬 16

「あのママが妬ましい」第16話。とあるパン工場に勤務する3人のワーキングマザーの群像劇です。明るく人当りもよい人気者だが、元ヤングケアラーで義実家との確執を抱えている花岡楓(40歳)。

パン工場の職場の同僚に「コミュニケーション力が高くて素敵」と憧れられている、花岡さんもまた、さまざまな悩みを抱えていました。

マンションで夫と2人の息子と暮らす花岡さん。そこに義父母がやってきて「同居して介護しろ」と言ってきました。迷惑な話を隣で聞く夫は、義父母の話を遮ることも、止めることもせず、ただ黙って聞いているだけ。

 

女の子の孫が欲しかった義母は、息子たちへの当たりが強く、子どもたちの前で「しつけがなっていない」など小言を言います。毎週アポなしで突然家に来て、毎回こっそりお小遣いをせびってくる義母に頭を悩ませていました。

 

そんな花岡さんは、独身時代に祖母の介護をしていたヤングケアラーだったのです。

介護を押し付けられ自由のない生活、一方親族は……

あのママが妬ましい 16

 

あのママが妬ましい 16

 

あのママが妬ましい 16

 

あのママが妬ましい 16

 

あのママが妬ましい 16

 

あのママが妬ましい 16

 

独身時代、祖母の介護をしていた花岡さん。認知症の祖母を看ながら農業を営む両親を助けようと、毎日一生懸命面倒をみ見積書ていました。

 

休日や長期休暇も、祖母の面倒を看ないといけないため、家からろくにでることもできず、休めなかった花岡さんと両親。

 

しかし、祖母の介護を両親に押し付けている親戚たちは、自由きままに旅行へ行ったり、同じ年のいとこは海外留学に行っていることを知り、怒りが沸いてきてしまいます。

 

「同じ孫なのに、同じ年なのに、愛ちゃんは海外で、私は家から一歩も出れんの?」

 

「私たちはこんなにも縛りつけられとんのに、なんであんたらは好き勝手してるん」

 

……あんたらの自由のために、私らの自由を利用せんとって!

 

 

祖母の介護に追われ、社会人になっても休日に出かけることもできなかった花岡さん。母に介護を押し付け、自由に過ごす親族に苛立ちを隠せませんでした。

休日もでかけられず、祖母のお世話に明け暮れ、毎日が修羅場……壮絶な経験をしてきた花岡さんにとって、その大変ささえ知ろうとしない親族が楽しそうに旅行へ行ったり、自由に過ごすことが妬ましく、耐えがたいことだったようです。

 

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    この記事の著者

    マンガ家・イラストレーターきなこす

    ブログ「きなこす手帖」とInstagramにて、フォロワーさんの体験談や創作マンガなどを執筆。著書に『離婚まで100日のプリン』(KADOKAWA)。

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