入り口で友人を待っていた高齢のお客さまに、いきなり「おいジジイ!」と荒げた声を出した社長。どーゆーつもりだ!」と汚い言葉でののしり、「出てってくれ!」と言い放ちました。戸惑うお客様に、さらに「うちは便所じゃねーんだぞ!」と追い打ちまで。
自分の体臭が原因だと察したお客さまは静かに立ち上がり、涙を隠すように何度も何度も手で顔をぬぐいながら帰って行きました。「あんな言い方しなくても……」と思ったゆっぺさんは……。
客を追い出した社長は開き直り
こんにちはゆっぺです。
高齢のお客さまがいなくなるとすぐに消臭剤をまき散らし、「出てってくれてよかったなぁ!」と話しかけてきた社長。「困っている従業員を助けてやった!」という思いがひしひしと伝わってきて、私に賛辞と感謝を求めているのを感じました。
黙っていると、ムッとして「言いたいことがあるなら言えばいいだろ!」とキレ気味に。私が「今の言い方はないんじゃないかと思っただけです」と言うと、今度は「ハッキリ言ってやったほうが相手のためになるんだ!」と自分を思い切り正当化するのです。
「社長も口臭いですよ!」とハッキリ言ってやりたいと思いましたが、言い返せるわけもなく……。社長の言い分もわかるけれど、否定的な言葉を伝えるときこそ、相手への経緯は忘れてはいけない。改めて言葉の大切さを学びました。
たしかに、強烈な悪臭は他のお客さまに迷惑となるので、悪臭をなくすのはお店側の責任でもあります。でも、そうした「正義」を旗印にしていれば、何をしてもいいというわけではありません。どんなときでも最低限の相手への配慮は忘れないようにしたいですね。
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