3社目の見学に来たみほさん夫婦は、とある土地を紹介されます。
そこはみほさん夫婦希望のエリアにある土地で、駅から徒歩19分、値段はそこそこ。
着いてみると、さっきまで曇っていた空が晴れ、遮るもののない広い視界が!
「私たちの理想の土地に会えた……!」
その土地周辺は今は何もないものの、これから新しい家がたくさん建っていくとのこと。ご近所さんみんなが「初めまして」からのスタートで、同じ子育て世代が多いのも魅力的でした。
その後事務所に戻り、内海さんに最後に見た土地が気になっていることを話します。
そして、「9カ月で注文住宅って建てられるんですよね?」と確認すると、内海さんがまさかの返答……?!
「僕はおすすめしません」でも夫婦は……?
※済む→住む
担当の内海さんに紹介してもらった土地を気に入り、そこに注文住宅を建てたいと考えたみほさん夫婦。
「9カ月で注文住宅って建てられるんですよね」と確認したところ、内海さんからは
「僕はおすすめしません」と言われてしまいます。
「これから一生住むお家ですから、ゆっくり時間をかけてお二人が納得したうえで家を建てられた方がいいと思います」
と言われ、みほさん夫婦ははっとします。
「退去日までに住める家」というのを条件に妥協案を模索していた二人。
しかし、「退去日までに住める家」という条件を外してみたら、家探しにリミットもなくなるし、もっと選択肢が増えるかもしれない。
そして、数年先にはもっといい条件の土地に出会えるかもしれない。
そんな希望を持って、担当の内海さんには今後希望に合う物件が出てきた場合は連絡してもらえるようお願いしました。
しかし帰宅して見学した土地のことを調べてみると、今の生活圏内にあることが発覚。
いつも行っているスーパーや小児科に近くて、ご近所さんはみんな初めましての子育て世代、広さも十分、価格も許容範囲、小学校も近い。
みほさんは、「私、あの土地に住みたい…!」と改めて感じました。
そのことを夫にメールで連絡すると、夫からも「俺もあそこがいい!」という返答。
見学した翌日に、土地に申し込みをすることになりました。
9カ月で家を建てることはおすすめしない、と言われてしまったみほさん夫婦。内海さんの言葉にはただただ頷くしかありません。しかし「9カ月で家を建てる」ことを諦めたとしても、「あの土地がよかった!」と夫婦で感じていたようですね。これからどんな家づくりが始まるのか、楽しみです!
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土地も間取りも後悔はあまりないけれど、立地だけは後悔かも。