ボイスレコーダーで聞いた不倫の証拠やこめのことを考えて気分が悪くなり、電車を降りたさつきは駅の椅子に座って休むことに。
じつは、結婚するよりずっと前の交際する以前、さつきはこめに告白された際、元彼に浮気されたトラウマから、“絶対に浮気しないなら付き合う”と条件を出していたのです。
「誓う! 絶対浮気しないって約束するよ!」
こめにそう言われて信じたさつきは付き合い、結婚……。
そんなこめに裏切られ、確実な不貞の証拠をつかんださつきは、探偵事務所に電話をかけ、ついに不倫相手への慰謝料請求に向けて動き始めたのでした。
夫をこの世で一番理解している妻が仕掛ける罠
こめとの出会いからおよそ10年。
結婚してから、私は一番近くでこめのことを見てきた。
結局のところ、こめはナルシストで“自分を好きな人”が好きなだけ。
自分以外の人間の“人となり”には、まるで興味がない。
こめは私が今何を考えてるかにもまったく興味がないんだろう……。
でも、この世でこめを一番理解しているのは、私だ。
そう思うさつきは、こめに罠を仕掛けることに。
「今度の土曜日、さやかちゃんの家にめいと遊びに行ってくるね。土曜の10時には家出て、夜ごはん食べて帰ってくるから」
さつきは、土曜の昼〜夜を不倫できるチャンスとしてこめに与えました。
スマホを見ながら「了解ー」と軽く返事をするこめ。
するとさつきは、
「あとさぁ。あんたまたカップ麺の容器を可燃のごみ箱に入れてたけど、あれプラごみだから」
「何回注意してもわかんないなんて、動物以下だね」
こめを罵るさつきですが、これも罠のひとつ。
自分大好きナルシストのプライドがズタズタになり、嫁に反発心を持たせる作戦でした。
ほらほら、自分を肯定してくれるゆーこりんに会いたくなったでしょ?
さつきの思惑通り、早速ゆーこりんとボイチャしに行ったこめ。
さあ、罠にかかれ!
そして迎えた土曜日。
さつきの手元には、すでに性行為中の2人の音声と、妻子持ちを承知したうえで不倫していると捉えられるトーク内容が証拠としてありました。
そのため、ゆーこりんにはこめとエッチせず、家からすぐに出て行ってもらいたいと考えていたさつき。
そんなさつきがクローゼットから引っ張り出したのは、こめとゆーこりんが使用して捨てずにとっておいたリネン。ゴミ袋から取り出し、2人が使ったシーツをきれいに整え、たさつきが次に取り出したのは……なんと塩!
2人でベッドに倒れこんだら、こんな大量の塩に気付かないわけがない。
これは2人への“妻は全部知ってるよ”という警告。
その警告を理解して、ゆーこりんが家から逃げ出してくれたら探偵が彼女の自宅まで尾行するという手はずになっていました。
ボイスレコーダーをベッドにしかけ、準備は完了。
しかし、行き先は友だちのさやかちゃん宅ではなく、ばぁばのおうち。
探偵たちも配置につき、不倫する2人とさつきの勝負が始まったのです……!
こめだけに慰謝料を請求するなら既に不倫の証拠があるのでじゅうぶんですが、妻子持ちを承知で不倫しているゆーこりんにも慰謝料を請求するとなれば、ゆーこりんの本名や住所が必要になってきます。そのため、再び自宅へこめがゆーこりんを招く必要があり、さつきはこめに罠を仕掛けました。さつきの計画がうまくいくといいですね。
「夫が娘の名前で不倫していました」のマンガは、下記にて掲載されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
作画:乙葉 一華
-
前の話を読む20話
「キモ…」夫の節操のなさに愕然!妻は離婚を決意するもまさかの…!? #夫が娘の名前で不倫 20
-
次の話を読む22話
「え!?」罠を仕掛けて待つ妻と実母。罠にかかった夫が予想外の行動に…!? #夫が娘の名前で不倫 22
-
最初から読む1話
「娘の名前?」女性とのいやらしいやり取りチャットで見かけた驚愕の文字に絶句…!? #夫が娘の名前で不倫 1
違反報告
ガイドラインに違反していると思われる投稿を見つけた場合は、このフォームから報告できます。
違反項目
報告内容
ご注意ください