ユメさんの立場も考え、立ち居振る舞いに配慮してくれるトクマにユメさんは心打たれます。体調が悪い自分を放っておいて出かけていくダイとの対応の差を嫌でも実感し「やさしいなぁ」と感心するのでした。
そうこう考えているうちに車は自宅に到着し……。
「トクマと申します」夫・ダイにも丁寧にあいさつする男性
ユメさんの自宅に着くとトクマは自己紹介からここまでの経緯をきちんとダイに説明し、誤解のないよう配慮してくれました。
そのおかげか、ダイも誤解することなく「ユメがお世話になりました。良かったら野菜はサービスさせて下さい」と愛想よく対応します。
トクマのお遣いの内容を聞いたユメさんはメニューを予想し「おまけにタマネギを……」と考えていました。
その横で真剣な様子のユメさんから目が離せなくなるトクマ。
「心の中で良いなって思うくらいはいいよな……」
帰宅したトクマは考え込むように思うのでした。
ユメさんのやさしく素直な対応に心打たれるトクマ。相手が既婚者であるとわかっていても、ささいなことでドキッとしてしまうこともありますよね。
また、気持ちが叶わないとわかっているからこそ、相手のことが良く見えてしまうということもあると思います。人の気持ちというのは不思議なものですね。
みなさんは、パートナー以外の異性に思わずドキッとしたり、キュンしたりした経験はありますか?
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