「責任を取ってもらう！」慰謝料を請求するため妻は不倫夫に内緒でまさかの…！？ #夫の不倫で家族崩壊 5

隙を見てはしたおのスマホを覗くものの、高い頻度でDMが削除されていて、ほとんどやりとりを見ることができませんでした。

そこで今度は、したおのスマホで見るのではなく、されみのスマホでしたおのインスタアカウントをリアルタイムで見られるように設定。

チェックしていると、「金曜泊まっていく？」とゴミ子からメッセージが……。

すると、されみがインスタのDMを見ていると思ってもいないしたおは、「金曜は仕事で泊りになる」と、シレっと嘘をついてきました。

バカめ！ 全部バレてるんだからな！

そう言いたくなるのぐっとこらえ、頑張ってねと笑顔で返すされみは、ゴミ子の家を特定するため、GPS代わりに “忘れ物防止タグ”を購入することにしたのですが……？

※正：スペアの鍵にタグをつけて

カバンに入れたのがバレて角が立つのも嫌だったので、忘れ物防止タグは家のスペアキーにつけ、鍵ごとカバンの中に入れる作戦。

こうすれば、もしバレたとしても「鍵が紛れ込んじゃった」で何とか乗り切れそうだと考えていました。

しかし、問題なのはもう水曜の深夜ということ。

木曜夜までに用意できなかったら、次のチャンスを待つしかない。

翌日は仕事を抜けて買いに行けそうにないされみは、一か八かでネットショップを見てみると……翌日配送できるものがあり、購入ボタンを押しました。

興奮状態だったのかその日はあまりよく眠れず、翌朝を迎えたされみ。

注文した忘れ物防止タグが無事に到着し、急いで開封してセットアップ完了。

使い方を何度か確認し、帰宅したしたおが入浴している最中に仕事カバンの中敷きの裏にタグ付きの鍵を忍ばせました。

不倫が発覚してから、したおは一度もゴミ子に会っていない。

明日、ついにしたおはゴミ子に会う。

この数日間アドレナリンだけで突っ走ってきたものの、いざしたおが家に帰らず、不倫をしていると思うと気分が悪くなってくる。

されみ、ここでへこたれるな！

どこの誰か特定して慰謝料もらわないと気がすまない！

したおにもそれ相応の責任を取ってもらう！

自分を鼓舞して眠りについたされみ。

そしていよいよしたおとゴミ子が密会する金曜当日になりました。

帰宅したされみは真っ先にアプリをオン。

絶対に証拠をつかんでやると意気込んでいたのですが……！？

不倫される日を事前に把握していたわけではないので、忘れ物防止タグの購入期限はとても急でした。何とか間に合い、セットアップも完了して不倫される当日を迎えたされみ。

家事もせずにへらへらしながら夫に同じ空間にいられると、“不倫してるくせに”とイライラしてしまいそうなもののですが……されみはそんな気持ちも抑え、慰謝料請求のために自分を鼓舞しています。

購入した忘れ物防止タグが活躍して、不倫相手の自宅が無事に特定できるといいですね。