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「子どもを機嫌よく登校させるため」は実はNG!?忙しい朝の親のやりがちNG行動とは?

保育士の中田馨さんが、登園時のマナーについて教えてくれました。登園時に子どもがなかなか準備をしてくれなくて困った…という経験があるパパやママも多いことでしょう。そんな時に良かれと思ってやっている行動が、実は保育士さんを困らせているかも…!?「ぜひ、確認しておきましょう。

通園イメージ

こんにちは!保育士の中田馨です。4月に保育園が決まり、新生活の準備をそろそろ始めないと!というご家庭も多いのではないでしょうか?私の保育園でも、面接が始まり新しいお子さんと親御さんとの新生活へ向けて、身の引き締まる思いをしています。そこで今回は、保育園での生活に向けて朝の支度や登園時のマナーについて「これは守ってほしい!」ということを実際にあったエピソードも交えながらお話しします。

 

朝の支度でのNG行動は?

子どもを連れた朝の支度は、1分1秒が大切ですね。私の子どもはこの春から中学3年生と専門学校1年生になるので、もうかなり大きいのですが。それでも、子どもたちを送り出すための準備は、毎朝慌ただしいものです。

特に保育園児の場合、親御さんのしなければいけないことが多く、家を出るのもバタバタ…さらに、保育園について朝の支度をするのもバタバタだと思います。

私の保育園の場合は、朝は玄関先でお子さんをお預かりしますので、荷物などの支度は保育士が行います。朝のバタバタの時間、スムーズに出勤して欲しいという思いと、1歳ごろになれば自分の荷物を自分のロッカーに入れるなど身の回りのことが保育士と一緒にできるようになってくる楽しみがあるからです。

 

急いでいても整理整頓を心がけて

園の中には、親御さんが通園時に教室まで入って荷物の整頓などを行うことがルールとなっている園もあることでしょう。そんな時の「少し配慮してくれると助かる!」ということを、友人保育士のエピソードも踏まえてご紹介します。

よくあるエピソードの一つは、「週明けに持参している衣類やシーツがグチャグチャ」という場合。急いでいてついつい…というママやパパも思い当たることがあるかもしれませんね。その他にも「金曜日に持ち帰って月曜日に持ってきた布団にシーツがかかっていなかったので保育士がシーツをかけた。」や、「ロッカーの衣服がグチャグチャに入っていたのでたたみなおした。」、「衣服が乾ききっておらず保育園で干す。」など、衣類やシーツ関連の困ったエピーソードは結構あるようです。

 

人数の多い保育園の場合、保育士の人数もギリギリのこともあります。本来、保育士がしなくてもよいこと、つまりおうちの方がすることは、きっちりと行っていただければと思います。

 

登園時、保育園に関係のないものを持ってくる

保育園に関係のないものというと、自宅にあるおもちゃ、絵本、ポシェットなど。そして、朝ご飯やお菓子も関係のないものになりますね。

朝、お子さんがグズったら「じゃあ、クマのぬいぐるみを持っていこう!」と機嫌をなだめるために持たせることもあると思います。気をつけたいことは、そのクマのぬいぐるみを保育園に持ちこまないことです。

実は、これは私の失敗談でもあるのです。ずいぶん前に、保育園でAちゃんが手のひらにおもちゃを一つ持ってきました。そして、Bちゃんに見せるのです。お友だちは、そのおもちゃに興味津々になります。Aちゃんには玄関で、自分のかばんに入れるように言いましたが、大切なおもちゃをなかなか手放しません。別の日、今度はBちゃんが自分のおもちゃを持ってきました。そして、それぞれの子が日に日におもちゃの数が増えてきて、おもちゃ専用のかばんで持ってくるように…!私も最初に止めればよかったのですが、「これで気分よく登園してくれるなら」という思いも働いてしまったんです。結果、混乱を招いてしまいました。本当に大失敗ですね。

保育所に関係のないものを持ってくると、お友だちが気になってしまったり、触りたくなります。そして、「○○ちゃんが持ってきているんだから自分も持っていく!」という気持ちも芽生えてしまいます。もし、持ってきた場合には保育園に入る前に親御さんのかばんの中に片づけましょう。

また、朝ご飯を食べながら登園した場合には、保育園に入る前に全て食べきるようにしましょう。

「保育園で使わないものは、持っていかない」という家庭でのルールを作ることや、「して良いこと」「この場合はしないこと」子どもに伝えることも実は大切だったりします。

 

 

 

 

新しい生活や出会いへの喜びや不安もあると思います。保育士は、一緒に子育てをする仲間です。皆さんのお子さんをよく知る大人(保育士)が増えることを心強く思ってくださるとうれしいです!

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    保育士中田馨
    一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長

    0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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