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夫が他界し、「女の子は役に立たない」と義両親に追い出された母子→15年後、思わぬかたちで復讐!?

32歳の私は、在宅で仕事をしながら10歳になる双子の娘を育てています。医師をしていた夫とは結婚して12年。当初、私たちの結婚に大反対していた義両親でしたが、夫がどうにか反対を押し切って結婚。でも、どうしても義両親との別居は許されなかったため、私たちは義実家で暮らしています。

夫の突然の訃報

もともと結婚を反対されていたこともあり、義両親はことあるごとに私を目の敵にしていました。

 

仲が良いのは表面だけ。

夫が不在のときは、義母がとことん嫌がらせをしてくるのでした。

 

その理由は……、

「手塩にかけて育てた大事な一人息子を奪ったから」。

 

この家で味方になってくれるのは娘たちだけ。

夫に頼ろうものなら、後で義母に何て言われるか……。

それでも夫とは一緒にいたいし、波風立てないように我慢していました。

 

そんな苦しい日々を送っていたある日、近くの病院から「旦那さんが交通事故に遭い、息を引き取った」と連絡を受けます。

目の前が真っ暗になる私……。

 

茫然としながら病院で夫と対面し、言われるがままに手続きなどを済ませた私は、疲れきった体でようやく義実家へ戻りました。

 

娘2人と出ていく決意

​悲しみに暮れながら義実家に戻った私は、義母が私の部屋の荷物を片っ端から段ボールに詰め込んでいる姿を目にします。

 

「お義母さん? 何しているんですか……?」

「息子がいなくなったんだから、あなたたちはここにいる理由はないでしょ? 今すぐ荷物をまとめて出て行って!」

 

どうやら義母は、夫が亡くなったことを口実に、稼ぎも少なくて気の利かない嫁を追い出そうとしている様子。

 

「やっと子どもを産んだかと思えば、双子で女。女の子なんてどうせ医者にもなれないから息子の病院を継げるはずもない。役に立たないったらないわ!」

 

頭に血がのぼった私は、「女の子だろうと男の子だろうと、子どもたちには自由に生きてほしいんです!」と応戦しますが、「どうぞご自由に、さっさと出ていきなさい!」と突き放され、私は双子の娘を連れて義実家を出る決意をしたのでした。

 

 

15年越しの逆襲!?

義実家を出てから15年後――。

 

ずっと働き続けている会社の健康診断を受けに病院を訪れた私。

すると、どこかで見たことのある人たちが……。

 

声をかけて私に近づいてきたのは、元義両親でした。

「病院にかかるお金はあるみたいね、安心したわ」

嘲笑うように嫌みを言ってくる義母。

 

すると、その病院で研修医をしている双子の娘たちが私のもとに駆け寄ります。

2人が医者になっていたことに驚く義母は、「2人を医大に通わせるお金なんて、なかったはずでしょ!?」と失礼な発言をしてきます。

 

実は、私が働いている会社は、かの有名なアニメーション会社。

さらに手がけている作品の映画化も決まっているとあって、子ども2人を養えるくらいの十分な稼ぎがあることを義母に告げました。

 

しかも2人の娘は塾に通わずに、学校の勉強だけで医大に合格した優等生。

容姿端麗でエリートの娘2人を見た義母は、「昔のことは水に流して、一緒に住まない?」と、信じられない提案をしてくるのでした。

 

手のひらを返したように、義両親の病院を継がせようとする魂胆が丸見えの義母に、私はキッパリと断ってすぐに着信拒否。

 

それから3年後には、双子の娘は一人前の医師になり、さらに数年後には独立して地域の医療を支えるべく、新たな道をスタートさせたのでした。

 

◇ ◇ ◇

 

逆境をもとろともせず、自分らしく生きようとするのに男も女も関係ないのかもしれませんね。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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