妊娠・出産は、いつ何が起きるか分からないですよね。おなかの中で順調に赤ちゃんが育ち、無事出産に至るのは奇跡だと思います。私は、妊娠初期である4~8週目まで出血が続き、とても不安な日々を過ごしました。今回は、私が経験した妊娠初期のなぞの出血についてお伝えします。
フライング検査で妊娠判明
私が妊娠に気が付いたのは生理予定日でした。明らかにふだんの生理前との体調の違いを感じ、フライング検査をしたところ、うっすらと陽性反応が出たのです。
フライングとはいえ、判定線はかなり薄く、ネットで調べてみても「フライングでも濃い線が出た!」などという口コミや、「線が薄いのは生命力が弱いから」という本当かどうか分からない情報ばかりが目に入りました。不安な思いのなか、陽性反応から2~3日たったとき、なぞの出血が始まったのです。
科学流産?
出血量はそれほど多くなかったものの、生理4日目程度の出血が1週間ほど続きました。その間もネットで症状を検索し、「科学流産」という言葉を目にしました。
科学流産とは、一度着床したが、妊娠を持続できなかった状態をいい、生理状の出血が起こるといわれているようです。症状が当てはまったため、私は科学流産だと決め込み、病院にも行かずに自宅で過ごしていました。ところが出血後も高温期が続いたため、再検査をしたところ、妊娠検査薬の陽性反応が濃くなりました。
子宮外妊娠?
さすがの私もこの状態はおかしいと思い、ようやく病院に行くことにしました。待合室で待っている間も、さまざまな情報に惑わされ、子宮外妊娠の可能性もあるのではないかと思い始めました。
しかし、診察してみると妊娠は成立しており、無事に胎嚢も確認できているとのこと。思い込みや情報に惑わされることで、不安に押しつぶされそうになっていましたが、やっとひと安心できました。その後も出血が8週目ごろまで続き、そのたびに病院に駆け込みましたが、とくに異常はなく、月経様出血とのことでした。
私と同じように「妊娠中の出血」=「一大事」と思う方も多いと思います。私の場合は問題のない出血で、無事に出産に至りましたが、なかには早急に治療しなければならない場合も。さまざまな情報が飛び交い、不安になることも多いと思います。少しでも異変を感じたらすぐに受診すると安心できますね。(TEXT:ママライター上原りな)
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