わが家の長女は早生まれ。長女が赤ちゃんのころに親しくしていたのは、月齢の近い子をもつママさんばかりだったので、同学年の子と比べて発育・発達が遅いと悩むことはあまりありませんでした。早生まれでいちばん苦労したことといえば、ズバリ「幼稚園探し」だったように思います。
幼稚園激戦区、プレから入れないとダメ?
当時住んでいたのは、待機児童問題でよく話題になる町。「保活」ほどではないものの、幼稚園も「上のきょうだいがいると有利」「プレから入れておくと有利」などと情報が飛び交っていました。プレとは、園によって呼び名や内容は違いますが、年少の一年前、3歳の誕生日を迎える年度に通うクラスです。
園生活に慣れるため、週に1〜2回、半日程度の短時間、園でふだんおこなっている遊びや季節の行事などを経験します。近隣の幼稚園の場合、どこもプレへの入園はその前の年度の後半ころに決まりますが、その時点で早生まれのわが子はまだ1歳。もうすぐ幼稚園というイメージはまったくわかず、結局プレには入れずじまいでした。
2歳差で第二子妊娠、見学どころではない!
そんなときに、第二子を妊娠。プレに入らなかった分、年少入園の前年度にはどんどん幼稚園見学などに行き、幼稚園探しをすればよかったのですがそうはいきませんでした。つわりが長引いたこと、里帰り出産したこと、2歳の長女と生まれて間もない次女のお世話でヘトヘトだったことなどで、どんどん先延ばしになってしまいました。
気が付けば秋になり、出願の時期に。一度だけ見学に行った近所の園に願書を出し、選考を受けましたが結果は不合格でした……。
二次募集でなんとか無事に入園
一度は、「幼稚園留年=もう一年家庭保育して年中から入園」を覚悟しましたが、ママ友さんからのアドバイスもあって、いくつかの園に問い合わせたところ、空きが出た園になんとか入ることができました。
今思うと、早生まれでまだ1歳だし、幼稚園なんて早すぎる……などと言わず、プレ前年度からどんどんいろいろな園に見学に行ってみればよかったと思っています。
下の子は初夏の生まれですが、プレの前年のころにはすでに2歳のイヤイヤ期真っ盛り。早く入園してくれ〜!という思いが強く、プレ入園の手続きも上の子のときとは正反対の素早さで完了しました。子どもが園にいる間は、ゆっくりお茶をしたりして久しぶりのひとり時間をエンジョイしています♪
著者:奥田美紀
二児の母。IT企業にてSE・プログラマーとしてシステム開発やWEBサイト運用等をおこなう。夫の転勤や子育てのために退職し、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。