初めての子育てに戸惑いながら生後2カ月を迎えたとき、わが子の心に劇的変化が表れました。「体だけでなく、心もぐんぐん成長しているんだ」と喜びをかみしめながら過ごした日々。今回は、私が感じた生後2カ月の赤ちゃんの心の成長についてお伝えします。
自分の意思で笑顔をつくるようになった!
生まれたばかりの赤ちゃんが、時折見せる笑顔がありますよね。「新生児微笑」という、顔の筋肉の収縮で笑っているようにみえる現象だといわれています。生理的な現象といえども癒される微笑みです。
そんなわが子が生後2カ月を迎えたころ、あやしてあげるとニコッと笑うようになりました。「気のせいかな?」と思って、もう一度あやしてみるとやっぱり笑います。自分の意思で笑顔をつくれるようになった! わが子の成長に感動したことを覚えています。
赤ちゃんの泣き方が変わった!
生まれたばかりは「ふんぎゃー!」と泣いていたはずが、生後2カ月になると「へえ~」「えあ~」など、泣き方にバリエーションが出てきました。これも心の成長の表れだと産院で聞きました。
ママによっては、赤ちゃんの泣き方でおなかが空いたのか、おむつが汚れたのかがわかるとか。私は残念ながらわかりませんでしたが、泣き方によって赤ちゃんの気持ちがわかると育児が楽になりますね。
音に敏感になった!
今までより「音」に敏感になりました。ドアを閉める音や玄関のチャイム音などに驚いて、手足をビクッとさせていたことを覚えています。わが子の場合、神経質なところもあったのか、そっとドアを閉めたはずなのに驚いて泣くことも多く大変でした。
産院で聞いたところ、生後2カ月を過ぎると、さらに耳の機能が発達することも、音に敏感になる理由なのだそうです。また、赤ちゃんが外界とのかかわりを持とうとしている心の表れでもあるそうですよ。
体の成長ばかりを意識していただけに、心の成長に驚かされることが多々ありました。眉間にしわを寄せたり、口をすぼめていきみ始めたり。赤ちゃんの表情は見ていてあきませんね!
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。