こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。料理に手軽に取り入れられる、ちくわ、かまぼこ、はんぺんなどの魚の加工品。赤ちゃんはいつから食べられるでしょうか?
魚の加工品を食べられるようになる時期
ちくわやかまぼこのような魚の加工品ですが、離乳食期にあえて使わなくてもよい食材です。それには以下の理由があげられます。
・かみちぎりにくい
・塩分が多い
・添加物が含まれている
咀嚼力や内臓が未熟な赤ちゃんに負担をかけることがあり、また、魚の加工品は基本的に味が濃いです。濃い味を覚えてしまうと、素材を生かした薄味を食べなくなる可能性もあります。
使うときの5つのルール
幼児期以降、魚の加工品を使う場合は、ぜひこの5つのルールを意識してみてくださいね。
ごくたまに少量だけ使う
メニューに取り入れるのはごくたまにしましょう。使う量は少量だけを心がけます。
下茹でする
大人は下茹でせずに食べる食材もあると思いますが、子どもに与える場合は一度下茹でしましょう。下茹ですることで、塩分や油分を取り除くことができます。
味付けの一つとして取り入れる
使用するときは調味料を入れないようにしましょう。下茹でしたあとでも、じゅうぶんに味が残っているので、その味をベースに調理するといいですよ。
小さく切る
魚の加工品には歯ごたえのいいものが多くあります。子どもの咀嚼力ではかみちぎることができないものもあります。食べさせるときは小さく切って、子どもの食べる様子を見守りましょう。
魚の加工品は手軽に使えてとっても便利ですが、子どもにはひと手間を加えると、より安心して食べさせることができます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。