初めての赤ちゃん、初めての子育て、そして迎えた初めての子育て支援センター。私がデビューしたのは、娘がまだ生後2カ月のころ。家からいちばん近い、市が運営する子育て支援センターでした。不安もあるなかで「行ってよかった」と思えた理由についてお話します。
初めてでも安心できたスタッフの対応
子育て支援センターでは、まずスタッフの方が出迎えてくれました。施設の案内をしながら「まだこんなに小さくて、お母さん大変でしょう」「とってもかわいいねえ」と声をかけてくださり、まだ緊張ぎみだった私はホッとしたことを覚えています。
ただ、まだ娘はねんねが基本。ママ友もいない、話す相手もいない、なにをしよう……と戸惑う私を助けてくれたのもスタッフの方でした。
のちに繋がる出会い
スタッフの方が紹介してくれたのは、娘と同じ誕生月の男の子とそのママでした。同じ地域に住んでいて、乳幼児健診も一緒だったということが判明し、その後も支援センターや健診で何度も顔を合わせ、話をする仲になりました。
自宅のある市が運営している子育て支援センターだったため、同じ保育園に入ろうとしている親子や同じ小学校の学区に住む親子など、これから先、一緒に子育てをがんばっていくママたちにも出会うことができました。
子育て支援センターは情報がたくさん!
子育ての悩み相談はもちろん、保育園の入所についての相談や、地域のイベント情報、地域の病院、あそび場・公園など、いつ行っても新しい情報があり、そんな情報収集もまた子育て支援センターでの楽しみのひとつになりました。
正しい情報かどうか疑いながらもインターネットで情報を集めていた時期もありましたが、支援センターの同じ地域に住むスタッフの実体験を交えた話のほうが何十倍も私のためになったと感じています。
最初は孤独な気持ちになることもありましたが、娘が活発に動くようになると、子どもたちをきっかけに、自然とママさんたちともコミュニケーションがとれるようになっていきました。勇気を出して子育て支援センターに行ってよかったと思っています。
著者:深沢ゆい
一児(女の子)の母。保育士資格・幼稚園教諭免許を取得。出産を機に保育園での勤務を退職。現在二人目妊活中。