改めて知っておきたい!食物アレルギーってなに?

2017/09/28 08:00
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赤ちゃんの離乳食がはじまると、皮膚の様子がちょっと変わっただけで「食物アレルギーになったのでは?」と心配するママたちもたくさんいますね。そもそも、食物アレルギーになるとはどういうことか。今回は、整理してお伝えします。
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赤ちゃんの離乳食がはじまると、皮膚の様子がちょっと変わっただけで「食物アレルギーになったのでは?」と心配するママたちもたくさんいますね。そもそも、食物アレルギーになるとはどういうことか。今回は、整理してお伝えします。

 

そもそも、アレルギーってなに?

私たちの体は、体の外から入ってくる細菌やウィルスなどの侵入を防ぎ、体にとって必要な食べ物などは、きちんと体の中に取り込むようにできています。

 

とくに体の外にあるウィルスなどに対しては、体の中に「抗体」がつくられることで外敵のウィルスをやっつけようとします。この仕組みが「免疫」です。でも、花粉や一部の食べ物に対して、体が必要以上に反応して、まちがったものを攻撃することがあります。これが「アレルギー」です。

 

アレルゲンには、食べ物以外のものもある

アレルギーの原因物質のことを、「アレルゲン」といいます。私たちの身のまわりには、さまざまなアレルゲン物質があります。

 

たとえば、春になると悩む人の多いスギやヒノキのような花粉や、家の中にいるダニやハウスダストもあります。とくに牛乳、卵、小麦のような食べ物のたんぱく質がアレルゲンとなることを、「食物アレルギー」といいます。


食物アレルギーになる仕組みとは?

もともと人間の体は、体の栄養になる食物に対しては免疫反応を起こさないような仕組みになっています。ところが食物アレルギーになると、こうした仕組みがうまく働きません。体はアレルゲンを異物としてとらえるため、異物をやっつける「IgE抗体」をつくります。このIgE抗体にアレルゲンが結合すると、アレルギーの症状を起こします。


ほとんどの食物アレルギーは、アレルゲンとなる食物を食べてから2時間以内に現れる即時型です。これは、体の中にまずIgE抗体があり、アレルゲンとなる食べ物を食べたことで、アレルギーの症状が起きたことになります。

 

 

どの食品に対して、どれぐらい反応するIgE抗体がつくられる体質なのかは、一人ひとり違います。でも、食物アレルギーを必要以上にこわがる必要はありません。赤ちゃんの体調を見ながら、離乳食を少量ずつ進めましょう。
 

※参考文献
「食物アレルギーの栄養指導」(医歯薬出版株式会社)
「図解食物アレルギーの悩みを解消する!最新治療と正しい知識」(日東書院)
「食物アレルギーをこわがらない!はじめての離乳食」(主婦の友社)
 


著者:管理栄養士 富田チヤコ

管理栄養士で一男一女の母。大学卒業後、専業主婦時代に離乳食作りから食の重要性に気付き、管理栄養士・フードコーディネーター・消費生活コンサルタントの資格を取得。書籍や女性誌の栄養監修など、主に健康と食のジャンルを中心にフードライターとして活動中。

 


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