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意外に簡単!おいしいだしの取り方と離乳食にだしを使う4つの魅力

この記事では、離乳食インストラクターの中田馨さんが離乳食でだしを使うといい理由についてお伝えしています。昆布だしはおっぱいと同じうまみ成分と言われていること、だしは素材を生かし、味覚を育むことに繋がること、家族の食事も豊かにするメリットがあることです。

だし

 

こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食が始まって、離乳食の本を開いてみると「だしを取って離乳食を作ろう」と書かれていることが多いですよね。手作りのだしがおいしいのはなんとなくわかっているけれど、イチからだしを取るのは少しハードルが高く感じます。そこで、今日はだしで作る離乳食の魅力をお伝えします。

 

離乳食にだしを使う4つの魅力

1.昆布だしはおっぱいと同じうまみ成分

母乳の主なうまみ成分の「グルタミン酸」は昆布だしと同じ成分です。母乳で慣れ親しんだうまみ成分と同じ昆布だしは、赤ちゃんにとって馴染みのある味なんですね。

 

2.だしは素材を生かす

だしは素材の味を生かします。調味料がなくても、野菜の甘みや風味をさらにおいしくしてくれます。調味料がなくても、だしで煮た野菜や豆腐、鶏肉などはとってもおいしいです。

 

3.だしは味覚をはぐぐむ

素材の味を生かすだしですが、だしで煮た離乳食を食べることで、赤ちゃんは素材とだしの味を知ります。素材の味を知ることで味覚を育てることになります。

 

4.家族の食事も豊かにする

離乳食にだしを取り入れることで、家族の食事も豊かになります。赤ちゃんのためだけにだしを取るのはもったいないですよね。せっかくおいしいだしを取るのですから、少し多めに作って大人も一緒に味わいましょう。私の講座に来てくださった方からも「パパやきょうだいの汁物の食べっぷりが変わった」「家族の食生活を見直すきっかけになった」という声を多くいただいています。

 

おすすめのかつお昆布だしの作り方

離乳食インストラクター協会でおすすめしているかつお昆布だしの作り方です。かつお昆布だしは、離乳食中期から食べさせるようにしましょう。

 

<材料>

昆布:10g

かつお節:20g

水:1リットル

 

<作り方>

1. 昆布を一晩水につけて冷蔵庫に入れておく

2. 1を鍋に入れて火にかける

3. 沸騰直前の鍋の周りにフツフツと泡がつき始めたらかつお節を入れて火を止める

4. かつお節が自然に沈むまで待つ(目安:3~5分)

5. ザルに布巾をかけてかつお節をこす

 

赤ちゃん用品の売り場に行くとベビーフードのだしもありますよ。手軽に使えるベビーフードのだしですが、手作りだしは意外にかんたんに作れます。しかも、家族の料理にも使えますので、ぜひだしを活用しておいしく楽しい離乳食生活を過ごしてくださいね。


保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。

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      出汁をきちんと取るって、大切なんですね

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