筆者の母の時代は、30歳を超えると高齢出産と言われていましたが、今では30歳を過ぎて出産することがめずらしくない時代になりました。私の初産年齢が30歳だったため、すごく心配されたことを覚えています。今回は、なかなか妊娠できずに悩んだ私の体験談をお伝えします。
妊娠しにくいのは年齢のせい?
20代で出産をする。それが私の夢でしたが、現実は思うようにいきませんでした。30歳を過ぎると高齢出産だと言われた世代の両親からは「妊娠できるの?」と言わんばかりに心配の眼差しを向けられました。
なかなか妊娠できずに悩んでいた私は、産婦人科へ通っていました。婦人科健診をしてもらいましたが、異常は見当たりません。私は産婦人科の先生に年齢の影響だろうかと相談しました。
年齢だけでなく「健康な体をつくること」も大切
先生は、年齢が影響するのは確かだと言っていました。また、年齢だけではなく、「健康な体をつくること」も重要だと私に教えてくれました。
外食が多く、食事の栄養が偏った生活をしていたり、ストレスなどをため込んでいたりすると体によくありませんよね。女性側としては、きちんと排卵し受精、着床に障害がないことが大切です。そのために、自分の体にもっと関心をもって、健康な体づくりをしていくことが必要だと教わりました。
年齢は戻らない。今できることをする!
今では30歳を過ぎて子どもを産むのがめずらしくない時代。医療技術の進歩や時代の流れに沿って、高齢出産の定義も変化しました。赤ちゃんを望む女性として、この年齢で産めるのかと心配になる気持ちはありますが、自分自身が健康な状態を保てているかを考えることが今必要なことだと当時の私は感じたのでした。
婦人科健診のあと、私はバランスのいい食事を心がけたり、妊娠できないことを思い詰めすぎないようにリフレッシュを心がけたりと、心身の健康を意識して妊活に励みました。妊娠するために大切なことの1つだと気付かされた体験でした。
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。