初めての産前休暇は、仕事のプレッシャーや責任から解き放たれ、なんとも言えない解放感で満ちあふれていました。一方で「陣痛に耐えられるのか」など、考えてもどうにもならないことを想像するように。今回は、妊娠中に見つけた私のストレスコントロール法をご紹介します。
心が強い弱い関係なく襲ってくるストレス
妊娠中に限らず、仕事や人間関係など、人は何かしら悩みを抱える生きものです。企業では「ストレスチェック」が導入されているほど、いまや超がつくほどのストレス社会。
私は仕事をするのが好きだったので、特にストレスを感じることはありませんでした。しかし妊娠して産前休暇を取得したとたん、急に出産に対するストレスを感じるように。ストレスは心が強い弱いに関係なく襲ってくるものだと感じました。
気をそらせる「なにか」を見つける
時間があると陣痛の痛みを想像するなど、マイナスなことばかりイメージしてしまいます。仕事をしている方が気晴らしになると思ったほどです。そこで私は、気をそらせる「なにか」を見つけることにしました。
私は、もう何年も弾いていなかった埃まみれのピアノの蓋を開けてみることに。学生のころに必死で練習したショパンの曲を弾く……。すると今まで忘れかけていた音楽好きな自分を思い出しました。心から気持ちがいいと思えたんです。
自分にとって幸せと感じる時間を見つける
私は数年振りに触れたピアノに釘付けになりました。楽器屋さんへ足を運び、弾きたい楽譜を購入。一から練習をする新鮮さを感じながら、ピアノ漬けの日々を送りました。自分の好きなことをしていると、嫌なことを忘れられます。
ストレスをコントロールするには心が落ち着ける時間を持つことも大切だと感じました。自分にとって幸せだと感じる時間を見つけてみませんか?
妊娠中に再復活した趣味は、出産後6年が経過した今でも続いています。家事や育児の合間を縫って1曲だけでもピアノを弾くと心が和らぐんです。ストレスをどうコントロールするか見つけておくと、人生の色が変わるかもしれません。(TEXT:ママライター田中由惟)
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