2人の子育てをしてきて、児童館や保育所で保育士さんや助産師さんに相談できる機会は非常に貴重だったと感じています。赤ちゃんが集まる場に行くと、家では見られないわが子の姿が見られ、おどろきもたくさん。今となっては懐かしい当時の様子をご紹介します。
ママから離れない娘も児童館へ
わが家の娘が生後6カ月のころ、児童館へ連れて行ってみると、ママにしがみついて離れませんでした。1時間もしがみつかれているのはちょっとつらい……。結局、あまり楽しく遊べませんでしたが、保育園入所に向けて、集団生活ができるようにとリハビリのような気持ちで通うことにしました。
私と娘が児童館に通い続けることができたのは、保育士さんたちに「いつか慣れるから」とやさしく応援してもらったからです。
集団で過ごすという経験が積めた!
1歳で保育園に通い始めた娘は、毎朝決まって号泣していましたが、ママと離れてからは楽しそうに遊べるようになりました。児童館に通うなかで、集団生活の経験を積んだことがよかったのかもしれません。
一方、生後8カ月の息子を児童館へ連れて行ったときには、ママからどんどん離れておもちゃやすべり台で遊びます。娘とはまったく逆の反応でしたが、一方で少し困ってしまう行動も見られました。
手を出してしまう息子にも変化が!
児童館でママから離れて楽しく遊べた息子ですが、ほかの赤ちゃんにおもちゃをとられまいとお友だちに手を出してしまうことが多々ありました。常に近くで見守らなければならず大変です。児童館に来ていたほとんどの赤ちゃんは、おもちゃをとられて泣くことはあっても手を出すことはなかったため、「自分もぶたれたらいやだよね」と息子に言い聞かせ、説得をしました。
スタッフの保育士さんにも同じように声をかけてもらい、「手を出すのはいけないこと」と少しずつわかっていったようです。
わが子の成長を一緒に見守ってくれた保育士さんたちの「まわりの子がおとなしすぎるのよ」なんていうフォローがなかったら、私自身も精神的にめげていたと思います。児童館に通うことで、娘も息子もさまざまな成長が見られ、通っていて本当によかったと感じています。
母子ともに成長していく手助けをしてくれる児童館。まだ行ったことがないという方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。(TEXT:ママライター斉藤あや)