「無痛分娩」という選択肢、あなたはどう考えますか?

2017/10/13 18:00
初めての妊娠がわかったとき、少しずつ大きくなるおなかとともに、「お産ってどれくらい痛いんだろう?こわいな」と不安な気持ちを持ったという方もいらっしゃるでしょう。そして、いろいろな出産方法があることを知り、少しでも痛みのない方法、無痛分娩に興味を持つ方も多いと思います。
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初めての妊娠がわかったとき、少しずつ大きくなるおなかとともに、「お産ってどれくらい痛いんだろう?こわいな」と不安な気持ちを持ったという方もいらっしゃるでしょう。そして、いろいろな出産方法があることを知り、少しでも痛みのない方法、無痛分娩に興味を持つ方も多いと思います。

 

無痛分娩とは?

無痛分娩とは、出産のときの痛みをできる限り取り除いた状態で出産を終えることを目的とした出産方法をいいます。薬剤を用いた無痛分娩では、主に硬膜外鎮痛法と呼ばれる方法がとられています。また、脊髄くも膜下硬膜外併用鎮痛という方法もあります。

 

日本産科麻酔学会によると、アメリカでは2008年の時点で約61%、フランスでは2010年の調査で経腟分娩の約80%もの女性が無痛分娩により出産しているというデータがあります。一方、日本では、2008年におこなわれた全国調査の結果によると、硬膜外麻酔による無痛分娩は全分娩数の2.6%と推測されています。

 

 

無痛分娩により起きた事故

2012年と昨年5月、京都の同じ産婦人科医院で、無痛分娩をおこなった結果、母子ともに重い障害が残るという事故が2件発生しました。2012年の事故では、親族が約9億4千万円の損害賠償などを求め、訴訟を提起したというニュースが報じられました。

 

また、大阪でも、今年の1月に母親が死亡という事故があったことが報じられました。どの事故も、原因は麻酔が効きすぎたことなどの医療ミスが原因と主張しているようです。


無痛分娩を選択すること

医師は、無痛分娩を受ける際に患者(妊婦)にリスクの説明をする必要があり、その説明を受けたうえで同意書にサインをすることになっています。同意書にサインをすると言うことは、リスクについて理解したうえで、選択をしたということになります。

 

不安要素がある場合は、しっかり確認をし、それでも不安があれば、書籍などで情報を集めることも可能です。ただ、同意したからといって「不慮の事態が発生しても仕方がない」と思えないのが、事故に遭った被害者の心理だと思います。大切な家族の人生が大きく変わってしまったのですから。

 

 

痛みへの恐怖を和らげる、出産方法のひとつの選択肢として、無痛分娩を選択することは間違いではありません。無痛分娩のメリット・デメリット、出産する施設の方針をきちんと理解し、自分にいちばん合った出産方法を家族と一緒にゆっくり考え、納得したうえで答えを出すことが大切なのではないでしょうか。(TEXT:東 裕子)

 


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