こんにちは。日本コミュニケーション育児協会の珠里です。今回はお子さんの行動を見ていて「うちの子って情緒不安定なのかな?」と心配しているママたちに向けて、お伝えいたします。
お友だちとうまく遊べないのは情緒不安定だから?
家で2人で過ごしているときにはそうではないのに、お友だちと遊びはじめると、自分が遊んでいるおもちゃに触られただけで叩いてしまったり、気にいらないことがあるとすぐに泣きわめいてしまったりしてしまう子ども。
そんなわが子を見ていると「うちの子って情緒不安定なのかな?」と気になり、心配になってきてしまいますよね。そして、ご自身のお子さんへの接し方やしつけがなってないのではないのかと不安になってしまったり、ご自身を責めてしまったりして、ついお子さんを厳しくしかってしまうということもあるのではないでしょうか。
ママの接し方やしつけの問題なの?
私はそれだけではないと考えています。小さなお子さんは他人との距離感や付き合い方などを学びはじめたばかりです。自分の伝えたいことがうまく言えず、“つい手が出てしまう”ということがあるかと思います。
情緒不安定というわけでもないのだと思います。もちろん、お友だちを叩いてしまってもいいとは私も思ってはいません。お子さんがお友だちを叩いてしまいそうになったときには、その都度「叩いてはいけない」ということを伝える必要があると考えています。そして、お友だちに手を出してしまうようなできごとが起きたときには、すぐに対処できるよう、お子さんの近くで見守ってあげることをおすすめいたします。
お友だちと遊ぶ機会は定期的に持とう
そうは言っても、またお友だちに手を出してしまうのではないかと不安で、遊ばせたくないというママの気持ちや、少しはがまんを覚えてなかよく遊んでほしいというママの気持ちもよくわかります。
ですが、他人との距離感や付き合い方は経験や環境から学び、お子さんはまだ学びの途中なのです。なかよく遊べないから遊ばせない。というのでは学びの場をお子さんから奪ってしまうことになってしまいますので、ぜひお子さんを信じお友だちと遊ぶ機会は定期的に設けてあげてくださいね。
もし、お子さんがお友だちに手を出してしまうようなできごとが起きたときは、さりげなく手を握ってあげ、そのときのお子さんの気持ちを聞いてあげたり、うまく伝えられない思いを代弁してあげてくださいね。
日本コミュニケーション育児協会(JCCRA)理事、トイレトレーニングアドバイザー®養成トレーナー、「子育てをもっとハッピーに!」をモットーに5人の子育ての経験を活かして、トイレトレーニングアドバイザー®として活動。その他「子どもの心と体に触れるコミュニケーション子育て」を発信しています。