子どものトイレトレーニングを始めてみたものの、なかなかうまくいかない……。そう嘆いているママさんたちへ。しばらく様子を見ても失敗が続くようなら、一度中断してみるのもひとつです。今回は、私が息子のトイレトレーニングを一時的に中断したときのことをお話しします。
焦る!早くおむつを卒業しなきゃだめ?
息子が1歳6カ月のころ、たまたま実家に里帰りしていたときのことでした。実母と「息子のおむつがはずれるのはいつなのか」という話になり、「ちなみにあなたは2歳になる前にはずれたよ」と教えてもらったのです。
それまで私はトイレトレーニングはまだ先の話だと思っていたのですが、そろそろ始めるべきなのか?と思い、家に戻ってから早速練習を始めることにしました。今思えば、自分が2歳前におむつがはずれたと聞いて少し焦っていたのだと思います。
トレーニングパンツを使ってみたものの……
幸い、息子はトイレに行くこと自体は嫌がりませんでした。「朝起きてすぐにトイレに連れていき、便座に座らせる」ということを続け、通常のおむつから「モレずにおむつの10倍ぬれた感じを実感!」が謳い文句のユニ・チャームのトレーニングパンツ「トレパンマン」に替えてみました。
ところが、息子の場合はおしっこが出てもまったくの無反応。「トレパンマン」で濡れる感じがわかってきたら、布のトレーニングパンツに替えよう、という私の計画は変更を余儀なくされました。
早くおむつを卒業させたい。でも一時中断!
この段階で布のトレーニングパンツに替えた場合、濡れる感じはわかってくれるかもしれませんが、掃除・洗濯が大変になります。面倒くさがりの私はなるべく楽をしたくて、思いきってトイレトレーニングを一時中断することにしました。
再開したのは、2歳6カ月を過ぎ、ある程度言葉で意思疎通ができるようになってから。その後は何度か失敗を繰り返しながらも、トイレトレーニングは順調に進み、3歳を過ぎたころには昼間のおむつは卒業できていました。
おむつは、その子自身に合った時期に必ずはずれるものだと思います。トイレトレーニングがうまくいかないときや失敗したときにイライラしてしまうくらいなら、一度中断してみるのもありかもしれません。ママが笑っていられるほうが、何ごとも順調に進むことが多いように思います。
著者:上杉芽生
一男一女の母。結婚を機に小売業の会社を退職。現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中している。