離乳食を始めるとき、「食物アレルギーは大丈夫かな?」「卵や乳製品を食べさせてもいいのかな?」など、アレルギーに対して警戒した人も多いと思います。アレルギーと知らずに人からもらった食べ物を食べてしまって、まだアレルギーの認知ができずに自分で食べてしまってなど、親が気をつけていても、アレルゲンとなる食べ物をうっかり口にしてしまう可能性もあります。
誤食に対する対策
家族でお出かけをするときは、両親が気をつけて見ていてあげればいいかもしれません。しかし、どんなに気をつけていても、集団生活などの親の目が離れているときに、子どもたちにお菓子などの食べ物が配布されることもあるかと思います。
「私はアレルギーがあるから、ほかのものにしてほしい」と発言することができない子もいれば、まだ年齢が低くて食べてはいけないものだと自分ではわからないということもあるかもしれません。また、大きな災害が起こったときに、アレルギーを理解してもらうのに苦労したという話などもあります。
誤食を減らす「アレルギー表示テープ」
そういった背景のもと、「少しでもアレルゲンの誤食を減らす方法はないか」「アレルギーのある子どもやその両親の安心材料が増えるように」との思いから、アスモスマイル代表 吉野夕子さん開発したのが「アレルギー表示テープ(Lサイズ 580円/Sサイズ 460円)」です。
テープのほかにも、アレルギー表示バッジ(370円)、エピペン表示キーホルダー(560円)などがあり、なかには英語対応している商品もあるようです。これらの商品は、アスモスマイルの公式サイトで購入することができます。
「アレルギー表示テープ」の使い方は?
アレルギー表示テープやバッジには、「卵・ナッツ類」というようにアレルギー情報などを書き込めるようになっています。
アレルギー情報などを記入したアレルギー表示テープは保育園や幼稚園で使用する食器に貼っておく、バッジの場合は通園・通学用のバックにをつけておくことで、自分のアレルギーを伝えにくい(伝えられずにいる)子どもたちの手助けになるといいます。また、子どものアレルギーを心配する親の不安を少しでも減らす手立てにもなりそうです。
アレルギーを持っている人だけでなく、持っていない人も、こういったグッズの意味を理解し、広がっていくことで、小さな子どものアレルゲンの誤食を減らせるかもしれません。アレルギーを持っている人や、その家族の方には、ぜひ活用してみてほしいなと思います。
2歳の男の子を育てるワーキングマザー。「子どもにはいろいろな経験をたくさんしてほしい!」という思いから、いろいろなところへお出かけするのが休日の日課。妊娠・出産・育児の経験を生かし、ベビーカレンダーにて子育て支援に関する記事を執筆中。
※食物アレルギーの原因食品の除去は医師の診断のもとにおこなってください(除去食)。