海外旅行をしたいけれど、小さな子どもがいると不安……というママも多いのではないでしょうか。私も海外旅行が好きで独身時代はよく行っていましたが、子どもが生まれてからは考えてもいませんでした。
しかし夫に誘われて実際に行ってみると、工夫次第で十分楽しめるということを感じたのです。そこで今回は、息子が1歳10カ月のときに家族でタイ旅行をした体験談を紹介します。
深夜便を選択してバシネットを利用した
1時間程度のフライトしか経験がなかった息子は、タイのバンコクまで6時間程度のフライトに耐えられるか不安でした。飛行機の中でぐずることが予測されたため、深夜便を選択して寝てもらおうと考えたのです。
航空会社にもよりますが、体重10.5kgまで、2歳未満の赤ちゃんが利用できる「バシネット」という簡易ベッドが利用できる場合もあります。事前に予約が必要だと知り、すぐに電話しました。息子は体重10kgで1歳10カ月と、ギリギリセーフの体重と年齢。実際に当日乗せてみると足がはみ出てしまいましたが、しっかりと寝てくれて私も身軽になり、助かりました。
ただし、飛行機が揺れるたびにバシネットから降ろすよう指示が出るので、注意が必要です。実際に息子も寝ている状態で降ろすことになり、何度か抱きかかえていましたが、幸い起きることはありませんでした。
使い慣れたベビーカーを持参した
航空会社によって異なりますが、ベビーカーは手荷物で預けても無料の場合が多いです。現地でベビーカーのレンタルも調べてみましたが、正直どんなものが用意されるのか不安でした。
そこで、使い慣れたベビーカーを持って行くことを決意。手荷物として預けたあとも航空会社がベビーカーを貸し出してくれたので、空港内でも困ることはありませんでした。現地に到着すると、飲食店で食事をする際や、ちょっとしたショッピングのときに大活躍。荷物にはなりましたが、やはり持って行って正解でした。
移動中はDVDプレイヤーが大活躍
タイではメインで過ごしたのがピピ島でした。飛行機や船での長時間移動があったのと、息子が退屈したときのことを考えて、ポータブルDVDプレイヤーを持参。機内持ち込みに関しては、事前に利用する航空会社に確認をしておきました。
行きの飛行機は深夜便で寝ていましたが、帰りの便は夕方だったのでDVDプレイヤーが大活躍。また、現地の船で移動する際も、乗務員さんに確認してから利用。お気に入りのDVDのおかげで、大人しく過ごしてくれて安心しました。
子連れの海外旅行はさまざまな不安がありましたが、事前にしっかり調べて準備をすれば楽しめるということがわかりました。子どもによって好みや性格はさまざまなので、その子に合わせた対策をおこなうことをおすすめします。
著者:美容師・横田みお
3歳と1歳の男の子の母。美容師の資格を取得後、ヘアカラーリスト・アイリストとして活動。結婚と出産を経てライターに転向し、主に美容の専門知識や子育ての記事を中心に執筆。