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【専門家監修】母乳育児で義母たちがストレスに!そんなときのかかわり方

この記事では、授乳中のママがストレスに感じることもある人たち、主に助産師、となりで授乳しているママ、夫・母・義母などの周りの人たちとのかかわり方について紹介しています。

授乳に悩むお母さんのイメージ

 

母乳育児をしていきたいと考えているママ、努力しているママのなかには、周りの人たちからストレスを受けてしまうことがあるようです。今回は、母乳育児中、ママがストレスに感じることもある人たちとのかかわり方についてお話ししたいと思います。

 

助産師

出産後のママにアドバイスする助産師さんのイメージ

 

出産後、母乳育児推進に取り組んでいる産院では、出産後早期から、母児同室や授乳がはじまります。

 

助産師は、母乳の分泌を促がすために、赤ちゃんにおっぱいを吸わせることから始めます。出産の疲れも十分に癒えないまま、12時間おきの授乳。睡眠不足になるのはもちろんのこと、うまく授乳できなかったりして、ママも疲れてしまいます。

 

ここでママの思いと助産師の思いがすれ違ってしまうと、助産師の熱心な指導もママにとってはストレスになってしまうことも。どうしてもつらいときには、赤ちゃんをいったん預かってもらうこともできますし、授乳方針を再度相談することもできます。助産師に相談しながら、母乳育児をすすめていきましょう。

 

となりで授乳しているママ

入院中、授乳室にママが集まって授乳するという産院も多いかと思います。隣のママを見てみると、とってもスムーズでおっぱいもよく飲んでいる……。どうして自分はうまくできないんだろう、授乳室に行きたくないと思ってしまうママも。

 

個室では、周りの人たちに気兼ねなく授乳できるというメリットもあります。ですが、初産婦さんこそ、授乳室で授乳をしてほしいと思います。ほかのママと交流することで、いろいろな情報を得たり、先輩ママの経験を聞くことができる絶好のチャンス。今、とってもスムーズに赤ちゃんのお世話をしているママも、うまくできないと思っているママと同じような道を歩んできているのではないかと思いますよ。

 

夫・母・義母などの周りの人たち

夫とその家族のイメージ

 

母乳育児に取り組んでいるママの母親世代は、ミルク全盛期に子育てをした世代かもしれません。ミルクに比べて、母乳は消化が早く、赤ちゃんはその分泣くことも多くなりますし、授乳の回数も増えます。

 

それを見たママの母親たちは、母乳が足りていないと思い、「ミルクを足したほうがいいんじゃない」と言います。そのひと言が、ママにとっては余計なひと言になってしまうんですよね。

 

母乳育児に対するジェネレーションギャップや理解不足によって起こり得ることですので、出産前にきちんと話し合って、同じ思いで母乳育児に取り組めたらいいですよね。


医療短期大学専攻科卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 


※参考:ベビーカレンダー「周りからストレスを感じた【授乳中のトラブル】」〈 https://baby-calendar.jp/knowledge/baby/943

 

 

授乳に関する体験談

  • 赤ちゃんが生まれて初めて義実家へお披露目に行ったときのこと。義両親とみんなで赤ちゃんを囲んでなごやかに話をしていたときに、「授乳がしたいのでお部屋を借りてもいいですか」と切り出すと、義母からは「ここですればいいじゃない」とおどろきの発言が。当時は出産したばかりで、まだ授乳ケープを準備していませんでした。それに授乳ケープがあったとしても、人前で授乳をするということに、どうしても抵抗がありました。

    私のおっぱいにはなんの興味もない。それはわかってはいても、やっぱり義家族に授乳を見られるのは恥ずかしい。だけど、そう思うことが自意識過剰なのだろうか……とモヤモヤしてしまいました。私が授乳できずに困っていると、義父が「ここじゃあしにくいだろう」と助け舟を出してくれて、別室を借りることができました。ちなみに、夫はというと義母と一緒になって「家族しかいないんだから、ここでいいじゃん」などと発言していました。私が恥ずかしいと思っているなど、まったく考えもつかなかったようです。夫には事前に「授乳は別室でしたい」と意思表明をしておくべきだと思いました。(高橋じゅんこさん)

  • 私は出産前、赤ちゃんを産んだらふつうにおっぱいがでるんだろうと考えていました。でも、産後いざ授乳しようとしたら全然出なくて…。母乳が出ないからか赤ちゃんが乳首を噛んですごく痛いし。もう毎日泣いていました。ネットで母乳マッサージの記事を見つけて急いで電話をしたら、すごく人気の助産院だったみたいで、予約できたのは1カ月先。それまではミルクとの併用でなんとかしのぎました。で、やっとその日が来て、助産師さんから慰めのことばをかけてもらえるかと思ったら正反対!!こっぴどく叱られました(涙)もっと野菜中心の食事にしなさい、ケーキとか論外、これまでの食事が悪かったからこんなに美味しくないおっぱいになったんだと。それからごはんと具沢山みそ汁の毎日が始まりました。マッサージを受けたあとはおっぱいが見違えるように柔らかくなり、半月後にはピューピュー出るように。娘はおっぱい大好きっ子に育ち、結局2歳まで飲ませましたよ。とっても丈夫です。最初、助産師さんに怒られたときは正直めちゃくちゃムカついたけど、今ではとても感謝しています!!(5歳ママさん)

  • 初めての出産でおっぱいの飲ませ方も分からずはじめはすごく大変でした。  母乳が出たので、母乳を飲ませたいと思ったのですが、うまく飲ませることができず、娘はすぐに怒って泣いて、とてもつらかったです。全然上手に飲ませることができなかったので、私も泣きながら練習していました。  助産師さんは一人一人いうことが違ってとやかく言う方もいらっしゃいましたが、あまり鵜呑みにせずに自分のいいやり方を見つけるのがいいと思いました。(みにうさぎさん)

  • 私が通った産院では母乳育児を推進していました。栄養だけではなく、免疫やスキンシップ面でのメリットも感じ、完全母乳育児で育てたいと思っていた私に対し、祖父母世代はミルク育児の全盛期。「おっぱい足りてないんじゃない?」と何度も言われ、世代間のギャップに悩まされました。そんなある日のこと、授乳を終えたあと、義母に赤ちゃんを預けていたときです。なんと義母が勝手にミルクを与えていたんです。義母は「泣いていたから与えた」というのですが、泣くことがすべてミルクとは限りません。義母の気持ちも分かりますが、私の気持ちを分かってもらえないということに涙が出るほどストレスを感じていました。そしてことあるごとに育児に口出ししてくる義母。このままだと、関係が悪化する一方だと思った私は「正直に気持ちを伝えること」にしたんです。「そういう時代もあったみたいですね。最近では育児母乳が推進されていて、産院からも指導を受けているんです。なので、私はなるべく母乳で育てたいんです」と。 モヤモヤした気持ちで過ごすと自分自身の体にもよくありません。義母に共感しつつ、自分の意志を伝えることも大切だと感じました。(田中由惟さん)

 

 

先輩ママたちも周りとの関係にストレスを感じていることがあるようですね。母乳育児をすすめていくためには、ママのストレスをできるかぎりなくしてママが健康でいることがとても大切です。ママのストレスを減らすためにも、ママの気持ちを助産師さんに伝えたり、事前に授乳や育児方針をご家族と話し合っておくといいかもしれませんね。

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