わが子は生まれたころから便秘ぎみで、さらに混合から完全母乳になったころは水のようなうんちが続き、「病気かもしれない……」と、心配になりました。小児科を受診したり、ネットの情報と細かく照らし合わせたり……。そんなわが子のうんちに悩んだ日々から、私が学んだことをお伝えします。
うんちが出ない!
わが子は生後間もないころから便秘ぎみで、私がお世話になった産院では24時間うんちが出なかったら綿棒を使って浣腸をするという指導でした。
退院後もほぼ毎日、綿棒による浣腸をしていました。助産師さんに教えてもらったマッサージなどを試しても効果がなく、「今日もうんちが出なかった」と気が沈むばかりでした。
母乳のせい? 緩すぎる便に病院へ
生後2カ月を過ぎたころも相変わらず便秘ぎみでしたが、今度はうんちの形状に気がかりな点が出てきました。初めのころは混合栄養だったのですが、哺乳瓶を受け付けなくなり完全母乳になったところ、水のようなうんちに変わっていったのです。
母乳の場合の便によくみられると聞いたことはあったのですが、心配になり、小児科へかかることにしました。
結果は変わらず。これがわが子の「普通」だった
小児科では胃腸炎と診断され、薬を服用したのですが状況が変わることはありませんでした。考えてみれば、赤ちゃんは機嫌もよく、毎日元気に母乳も飲んでくれます。また、うんちも1日出なかったとしても2~3日後にはちゃんと出ていました。
私は「これがわが子にとっての普通なんだ!」ということに気がついてからは、赤ちゃんの様子をよく観察するようにし、小児科へかかることはほとんどなくなりました。その後、離乳食が始まってからは毎日立派なうんちが出るようになり、ひと安心したものです。
ネットなどで情報を得ることは大事なことですが、まずはわが子の「普通」がどういう状態なのかを把握することが重要だと感じています。そして、いつもと違う点を見つけたら、まずは医師などに相談すると安心ですね。
著者:しまのさくら
一女の母で夫と3人暮らし。出産を機に勤めていた会社を退職。現在は育児のかたわら、データ入力の仕事や妊娠・出産・育児に関する記事を執筆している。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。