私は2カ所の保育園に娘を預けた経験があります。自宅近くの小規模保育園と、通勤途中にあるマンモス保育園です。それぞれの保育園に違ったよさがあるので、保育園を決める前には見学をするのがおすすめ。保育園を決めた理由と、体験談をあわせてご紹介します。
初めての保育園選びに焦り始める
長女が生後10カ月になる7月のタイミングで職場復帰するため、保育園を探し始めました。
育休中に散歩がてら家の近隣にある保育園をピックアップ。7月1日に入園させるため、4月になってから保育園選びを始めました。区役所を訪ねると、「保育園激戦区なので、0歳児は現時点で空きがある保育園でないと入れないでしょう。入れたい保育園の見学には行きましたか?」と言われ、急に焦り出しました。保育園選びも初めてだったので、そこまで大変だと思っていなかったのです。その日は、まだ少し空きがある近くの保育園を教えてもらって帰りました。
保育園を見学!聞いてみないと分からない
空きがあると教えてもらった、家から近い保育園に連絡し、見学に行きました。そこは各学年1クラスの少人数の保育園。園庭は狭いものの、屋上に人工芝があり、子どもたちは裸足で楽しそうに遊んでいました。0歳児のクラスから5歳児クラスまで見学。その後、主任の先生と話をしました。
駐車場のことや行事のことは、実際に聞いてみないと分かりません。そこの保育園は、隣接する系列の幼稚園で運動会やお遊戯会をするとのことだったので、行事のときも家から歩いて行けます。駐車場は広くありませんでしたが、目の前の道路は幅があり、送り迎えで一時的に停めることはできそうでした。少人数でのびのびとした印象だったので、第一希望にしました。見学して話を聞いてみないと分からないことも多々あったので、見学してから選んでよかったと思います。
2回目の保育園選びは“園庭の広さ”が決め手
次女が生まれたあと、長女は通っていた保育園を退園。次女が1歳になる6月のタイミングで職場復帰するため、4月から再び保育園選びを始めました。以前通っていた保育園は、定員オーバーで諦めることに。年少の長女と0歳児の次女、2人同じ保育園に入れたかったため、住んでいる場所や職場がある区とは違う保育園も候補に入れました。区役所に行って空き状況を聞き、2カ所の保育園をピックアップ。それぞれ保育園へ見学に行きました。
年少の長女を外でしっかり遊ばせてあげたいという思いもあり、園庭が広いほうの保育園を希望。人数の多いマンモス保育園でしたが、年少から体操の時間があったり、年長になると茶道の体験をしたりと、特色のある保育園だったことも魅力でした。2人とも第一希望の保育園に通えることになり、職場復帰しました。保育園を選ぶ範囲を広げたことで、いい保育園に通えてよかったと思います。
2カ所の保育園に子どもを預けてみて思ったのは、保育園を決める前にその園へ通う子どもたちの様子や方針など、実際に足を運んで見学し、話を聞いてみないと分からないことがある、ということです。保育園の通いやすさも大切ですが、子どもたちは長い時間を過ごす場所なので、保育園を決める前に見学してから希望することも大切だなと思いました。
著者:小林更紗
中1・小4・2歳の三姉妹の母。通関士資格保有。長女が小学生になるタイミングで、勤めていた通関業者を退職。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
※地域によっては、申し込みの際に保育園の見学が必須となるところもあります。お住いの地域の保育園申し込み条件などをご確認ください。