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離乳食の裏ごしがラクになるアイテムを離乳食インストラクターが教えます

この記事では、離乳食インストラクターの中田 馨さんが離乳食の裏ごしについてお話しします。まずは、なぜ離乳食初期に裏ごしが必要なのか。そして、裏ごしらラクになるブレンダーについてご紹介します。

離乳食のイメージ

 

こんにちは。離乳食インストラクターの中田 馨です。5~6カ月ごろ(離乳食初期)の離乳食を作るときの手順に「裏ごし」があります。なかなか手間なこの裏ごしを省略することはできるのでしょうか。今日は離乳食初期の裏ごしについてお話しますね。

 

5~6カ月ごろ(離乳食初期)に裏ごしをする理由

そもそも、どうして裏ごしするのでしょうか? それは、これまで赤ちゃんが母乳やミルクなどの液体しか口にしてこなかったことが大きな理由。以下のような目的があるので、5~6カ月ごろ(離乳食初期)の裏ごしを省略することはできません。

 

食材をなめらかにするため

食材をできるだけ液体に近いくらいのドロドロ、ヨーグルト状になめらかにすることが大切です。なめらかにすることで飲み込みやすくなります。

 

繊維を取り除くため

赤ちゃんの内臓は未発達。お口の中の機能も未発達です。野菜の繊維が内臓い負担をかけたり、飲み込みにくくしてしまうこともあります。
 

7~8カ月ごろ(離乳食中期)になったらブレンダーがおすすめ

ブレンダーがあると離乳食づくりに重宝します。ブレンダーを使う食材は、じゃがいもなどの繊維が残りにくいものがいいですね。たとえば、繊維が多いほうれん草などはブレンダーを使ってもかなり繊維が残ります。この繊維を5~6カ月ごろ(離乳食初期)は取り除いてあげたいので、繊維が残るものはブレンダーではなく裏ごし器を使うことをおすすめしています。

 

かぼちゃの煮物などは、大人用に作ったものでも味付け前の出汁と素材のみの状態のときに、少し取り分けてブレンダーでなめらかにするだけで初期から食べさせることができます。

 

7~8カ月ごろ(離乳食中期)に近づけば、すべての食材でブレンダーを使ってもOKです。夏なら茹でたとうもろこしをすりつぶすなど、旬の食材を離乳食に取り入れることもラクになりますね。

 

裏ごしする期間はたった2カ月だけ

離乳食の裏ごしは少し手間に感じてしまいまうこともあると思います。

 

私自身がわが子の離乳食づくりのときに思っていたことは、人生80年の食生活の中で「裏ごしするのはたった2カ月間」ということ。そう思うと、ちょっと裏ごしする期間を愛しく感じることができました。

 

 

ブレンダーを使う以外にも、裏ごしが簡単にできる離乳食用の調理セットを使ったり、冷凍してからすりおろしたりするとラクになめらかにすることができますよ。

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    保育士中田馨
    一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長

    0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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