ところが、ある日さくらの妊娠が判明! 湊は大喜びすると、さくらと一緒に自分の母親に報告をしに行くことに……。すると、母親は湊に「明日から夕飯を作りなさい」と言ってきました。母親の言葉を聞いた湊は、"明日から夕食を作る"と宣言するのですが、いざふたを開けるとコンビニのお弁当を買ってきて差し出す毎日だったのです。
毎日コンビニ弁当が続いたある日、食費が割高になってしまうため、言い合いに発展してしまいます。険悪な雰囲気になってしまったので、湊はさくらに謝罪をしました。その次の日、さくらに喜んでもらうため、部長の提案でプレゼントを渡すことにした湊。
帰宅後、粗大ごみ置き場に置いてあったボロボロの掃除機をプレゼントすると、さくらは困惑してしまいます。その反応を見てブチギレた湊は、掃除機をさくらに投げつけると、家を飛び出した後に公園で時間をつぶすと、家に帰宅したのでした。
翌朝起きると、妻が謝ってきて…
「おはよう。昨日は私も悪かったと思う……。
湊なりに贈り物のつもりだったんだよね」
さくらが謝罪すると、そっけない言葉を返した湊。
「湊ももう掃除機を投げつけたりしないでほしい。
昨日は足にしか当たらなかったからよかったけど、
おなかに当たったりしたら大変だから……」
「足だったならよかったじゃん!
昨日お前が先に寝ていたから、大丈夫だとは思ってたけど」
そう言うと、さくらを心配したあまりに食事が喉を通らず、
眠れなかったとアピールを始めたのです。
さくらが謝ると、その態度に納得したのか、
湊は外出の誘いをしてきました。
「ちょっと体調悪くて……吐き気が……」
つわりがつらいことを伝えると、
「俺もおなか痛い」と言い出した湊。
「あいたたたたた!痛い痛い!!おなか痛い!!」
「痛いよー!!これめっちゃ痛い!!
これやばいかも!!」
「え、えっと……大丈夫?」
さくらが湊を気遣う言葉をかけると、
湊は「暖かい飲み物持ってきて」と言葉を返したのでした。
「つわりでつらい」という妻の言葉に対して、夫から気遣う言葉が一切なかったのが気になりました。そうかと思えば、自分の腹痛アピールを始めた挙句、「飲み物を持ってきてほしい」と注文をつけるなんて、理解に苦しむ行動ですよね……。妊娠時、女性の体は変化するという知識を知らなかっただけかもしれませんが、もう少し自分の妻に対して、労わってあげてほしいなと思ってしまいました。
まるき八郎さんの連載は、以下のブログでも更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。