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ママの負担軽減にも!乳幼児専門の「夜泣き外来」発足へ

兵庫県立リハビリテーション中央病院(神戸市西区曙町)の子どもの睡眠と発達医療センターは、7月に「夜泣き外来」を設立しました。この記事では、今回開設された「夜泣き外来」がどのようなものなのか紹介します。

乳幼児の受診のイメージ

 

赤ちゃんの夜泣きに頭を悩ませる両親も少なくないことと思います。1歳を過ぎても、夜泣きがひどく、長く続くと、心配になったり、不安に思ったりすることもあるかもしれません。そんな小さな子どもの「睡眠」に関する専門外来があることをご存知ですか?

 

「夜泣き外来」の設立

兵庫県立リハビリテーション中央病院(神戸市西区曙町)の子どもの睡眠と発達医療センターは、7月に、睡眠障害が疑われる乳幼児(4歳未満の子ども)を対象とした「夜泣き外来」を設立しました。

 

「夜泣き外来」は、乳幼児の睡眠障害の診断を実施し、「眠ることが上手くできない体質の改善」と「眠りやすい生活環境の整備」の2つの視点で治療を進めていくとのことです。

 

子どもの睡眠障害とは?

兵庫県立リハビリテーション中央病院のホームページによると、1歳から1歳半を過ぎても、①夜間睡眠中にしばしば目を覚ます(3回以上)、②一度目を覚ますと1時間ほども起きている、③トータルの睡眠時間が9時間より短い、④日中の機嫌が悪くよく泣いている(※1)といった状態が見られる場合は、睡眠に問題があると考えたほうがよさそうとのこと。

 

また、乳幼児期の睡眠異常に伴う睡眠欠乏は、キーキーと声が高く不穏な状態や言語の発達の遅れなどの影響が現れ、重症の場合はとくに運動発達やコミュニケーションに問題が現れ、「自閉症」的な症状が出現することもあるとのことです。

 

※1:兵庫県立リハビリテーション中央病院ホームページ〈 http://www.hwc.or.jp/hospital/kodomo/syouni_suimin_4.html 〉から引用

 

睡眠外来がもたらすメリット

睡眠障害による子ども自身への影響改善はもちろんですが、夜泣きが続くと、眠れない親の精神的負担が増幅します。その結果、子どもの虐待へつながったり、うつ状態になったりすることもあるとのことです。夜泣き外来を通して、親の負担軽減、虐待の防止効果も期待されています。
 

今回のような専門外来は全国的にはめずらしいようですが、夜泣き等の睡眠に関する悩みがある場合は、お住まいの地域にもないか調べてみるといいかもしれません。

 


2歳の男の子を育てるワーキングマザー。「子どもにはいろいろな経験をたくさんしてほしい!」という思いから、いろいろなところへお出かけするのが休日の日課。妊娠・出産・育児の経験を生かし、ベビーカレンダーにて子育て支援に関する記事を執筆中。

 

※参考:兵庫県立リハビリテーション中央病院ホームページ

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
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