結婚後に豹変した彼女
「ねぇねぇ~、新しいバッグ買ってよぉ~」
結婚するまでは質素を好んでいたはずの彼女ですが、入籍後はすっかり変わり、月ごとに新しいハイブランドのバッグを欲しがるようになりました。
「また?」と驚く僕に、「経営だってうまくいっているんだから、ケチることないじゃない」とおねだり。すでに妻のクローゼットはバッグであふれているのに、彼女は一向に満足する気配がありません。
「もう収納場所がないよ」と言っても聞く耳を持たず、「それは今の家が狭いからよ。そうだ、広い家に引っ越せばいいじゃん!」と発言。
それからは「高級タワマンを買って」としきりに言うように。「早く高級タワマンに住んで、快適な生活を送ろうよ」とはしゃぐ妻ですが、いくら店が繁盛していてもタワマンを買うお金はありません。
さらに、「今のチンケな家じゃ家事をする気にもならない」と、専業主婦なのにゴミひとつ片づけないように。夢と現実の違いが見えていない彼女に、僕は内心あきれはじめました。
妹に愚痴をこぼす僕
ある日、僕は店のPRを担当してくれている妹との打ち合わせ中、つい妻のグチをこぼしてしまいました。すると妹は、「お義姉さんは、お兄ちゃんと結婚する目的のために、節約家を演じていただけかもね」と笑うのです。妹の言葉にがく然とした僕ですが、「彼女に限ってそんなことはない……」ともう少し妻を信じることに。
その日は店舗をいくつか回り帰宅は夜中になったのですが、妻の姿はなく、「タワマンに住んでいる友だちに会ってくる」とのメッセージが。そんな日々が続く中、仕事が休みだったため寝ていたところ、妻にたたき起こされある場所に連れていかれたのです。
タワマンの内覧会に連行!?
行き先は、何と新築高級タワマンの内覧会。「今なら最上階が空いているって!」「見たら絶対に買いたくなるから!」と無邪気に言う妻。僕はさすがに嫌になってしまい「無理だよ!」と声を荒げると、妻は「もういい! タワマンを買ってくれなきゃ離婚する! おどしじゃなくて離婚届だって準備してあるんだから。もう帰る!」と、バッグから取り出した離婚届を僕に投げつけて、そのまま家へ帰ってしまいました。
あっけに取られていると、そこに妹がやってきました。僕は妹に、「ここのタワマンの内覧会に連れてこられている」とメッセージを送信していたのです。
「いたいた、お兄ちゃんに渡したいものがあって急いで来たの。これ、見て?」
手渡された分厚い封筒の中を見てみると……。
貢がせるために不倫していた妻
封筒の中身は驚愕の内容でした。妻が見知らぬ男性と密会している写真だったのです。妹がコネクションを使って調べた結果、妻の不倫相手・B男は妻が僕と別れて自分と一緒になると信じている様子。どうやら妻は、あれこれ貢がせるために適当なウソを吹き込んでいたようなのです。
決定的な証拠を見て、僕は妻と離婚することを決意。そして、不倫相手のB男にコンタクトを取りました。僕が妻と離婚すると言うと、B男は大喜び。僕は、妻が高級マンションを欲しがっていることも教えてあげました。
後日、僕は妻に「大切な話がある」と言い、話し合いの場をつくります。
「僕ではどうやったってタワマンは買えないから、この間の離婚届は出しておいた。でも、不倫相手のB男さんは君との結婚に意欲的で、多額の借金までしてローンを組みタワマンを買ったらしいよ。これで夢がかなったね。今後は2人でローンの返済を頑張って」
妻は逆ギレし、「えっ、ちょっと待ってよ! B男と結婚なんてあり得ない! B男と会っていたのは貢がせるためだけなの!!」「離婚なんてひどすぎる!」と言うばかり。荒れる彼女を家から追い出し、こうして僕は無事にワガママ妻と離れることができたのでした。
家庭の悩みがなくなり経営に集中できるようになったおかげで、お店はさらに大繁盛。都内の一等地に新しい店舗もオープンしました!
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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