師走に入り、私たち夫婦は義両親と一緒に大掃除を終え、新年を迎える準備をしていました。お節料理を義母と一緒に用意し、心温まるお正月を迎えようとしていたのですが……。
義姉が突然やってきて
義姉が何の連絡もなく帰省してきたのです。義姉は傲慢で金遣いが荒いと聞いていました。私も結婚式で会って以来で、義姉は実家に足を運んでいませんでした。
義父が「帰るなら連絡くらいしてくれたらいいのに……」と苦言を呈すると、義姉は「はあ? 娘が実家に帰ってきて何が悪いのよ!」と言い返し、ソファに寝転がりました。
さらに、「あぁ、おなかすいた! 何か食べる物ないの?」と食事を要求し、「あんた、整体師なんでしょ? ちょっと肩揉んで!」と私に向かって言い放ちました。
夫や義両親が止めてくれましたが、突然の事態に私はただただ困惑するばかり。
義姉のわがままにキレた夫が……
義姉はその後数日経っても、義実家で怠惰な生活を送り続けていました。数日後、「おせちばっかりで食べ飽きたわ!」「お昼はピザとバーガー買って来て! 夕食はすき焼きね!」と私に命令してきました。
私がどう対応すればよいか分からず困惑していると、夫がついに口を開きました。
「あのさ、俺調べたんだよね、姉さんのこと。今まで実家に帰ってきたことがなかったのに、急にどうして帰ってきたのか不思議に思って」と夫が言い出しました。
共通の知人に聞いてみたところ、義姉がホストにハマって借金を抱えていること、家賃を滞納して家主に追い出されたことが発覚したのです。
義姉は住む場所がなくなり、結局実家に居座るしかなかったのです。真実を聞いた義両親は激怒! 焦った義姉が謝罪しつつも「そういうことだから、お金貸してくれない?」とお金を借りようとすると、最終的には実家から追い出されました。
穏やかな日常が戻ってきた
義姉が出て行ったことで、再び平和な日常が戻ってきました。
そして、もう一つの嬉しい知らせが。私のおなかの中には、夫との待望の赤ちゃんが宿りました。
これからは義両親や夫と一緒に、新しい家族の一員を温かく迎え入れていく準備をしています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。