「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、赤ちゃんの言葉の発達に不安を感じるママからのご相談です。
Q. 生後3カ月を過ぎましたが、ほとんどクーイングをしません
生後3カ月半になりましたが、未だに全然声を出してくれません。1日数回『んー』『くぅー』というくらいで、あとは1人遊びのときもスキンシップのときも無言……。ニコニコと笑顔はたくさん見せてくれます。
個人差はあるとは思うのですが、周りの子は2カ月くらいから声を発しているので、こんなにも遅いと大丈夫かな? 障害かな? と心配になります。障害の判断はこの時期には難しいとは分かっていますが……不安です。
私以外の人には、多くは発しませんが、声を出すことはあります! 抱っこや授乳中に目が合わないので、母として認識されてないのでしょうか?
宮川めぐみ助産師からの回答
まだ月齢的に障害などの有無はわからないと思います。1日数回、声はあげてくれるということなので、その声に対して反応してみたり声をかけたりを繰り返してみてはいかがでしょうか?
構えて見ないようにしてもらうほうが、お子さんもリラックスできていいのではないかなと思いました。
※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー〈 https://baby-calendar.jp/talk/category/tree/11/0 〉
クーイングとは
泣き声や叫び声と違って、赤ちゃんが機嫌の良いときに舌を使わない「あー」「うー」「くー」などといった、やさしい声をクーイングといいます。クーイングは赤ちゃんが成長して口やのどの形に変化が表れて出る声といわれています。クーイングの始まりは、言葉の発達の始まりと考えて良いでしょう。
赤ちゃんの成長には個人差がありますから、クーイングがみられる時期も異なります。生後1カ月ごろからクーイングを始める赤ちゃんもいますが、一般的には生後2~3カ月ごろからといわれています。
クーイングをしなくても大丈夫?
赤ちゃんのなかには、生後3カ月を過ぎてもクーイングをしない子がいます。クーイングなどの発語が遅れていると、聴覚障害や何かしらの病気にかかっているのではないかと不安になるかもしれません。赤ちゃんの成長は個人差がありますから、ほかの赤ちゃんと比較しすぎないようにしましょう。
赤ちゃんがクーイングをしなくても、赤ちゃんのペースを大切にし、スキンシップをしながら積極的に話しかけていきましょう。たとえば、赤ちゃんの体をマッサージしたり、指で赤ちゃんの体をつついて刺激したりしながら、話しかけてみましょう。クーイングが始まるきっかけになるかもしれません。
なかなかクーイングが見られず、心配の場合は、乳児健診や小児科を受診して相談しましょう。
クーイングをしたときの答え方、パパ・ママの対応方法
赤ちゃんが「あー」「うー」などのクーイングの発語があれば、パパとママは同じように「あー」「うー」と返してあげましょう。自分の発した声に反応があると赤ちゃんは喜びます。積極的に赤ちゃんに話しかけ、触れあうことで発達にも良い影響を与えます。赤ちゃんも愛情を感じて安心するでしょう。
※参考:基礎知識(ベビー)「クーイングとは?いつからはじめる?喃語との違いや答え方について」〈 https://baby-calendar.jp/knowledge/baby/1022 〉【監修:助産師Yuko】
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