赤ちゃんを連れて美術館の展覧会に行きたいけど、泣き出したらどうする? おむつ替えは? 授乳は?など、いろいろと考えているとハードルが高く感じますよね。そんなときに私が行ってみたのはギャラリー。今回は、わが子とのギャラリー巡りの体験談を紹介します。
美術館よりも規模が小さい
ギャラリーのことを日本では画廊とも言いますが、美術館と比較すると小規模なスペースで作品を展示・販売しているのが特徴です。そのため、短時間ですべての作品を観賞できるのも魅力ではないでしょうか。
小さな赤ちゃんを連れて美術館へ行くと、いつ泣き出すか分からない……という不安から、作品観賞に集中できないこともありますが、ギャラリーであれば短い時間で鑑賞を終えられます。そんな理由から、わが家では子どもが生後3カ月のころから、散歩ついでにギャラリーに立ち寄る機会が増えていきました。
入場無料なのもうれしい!
今までさまざまなギャラリーに足を運びましたが、基本的に入場無料の場合がほとんどでした。入場料というハードルがない分、気軽に立ち寄れるのもギャラリーの良さではないでしょうか。
個展などになれば、作家さん本人が在廊している場合が多いので、作品についてその場で解説してくれることもありました。アートがよく分からないという場合でも、会話を楽しみながら鑑賞できます。
そのような温かい雰囲気なので、今まで赤ちゃん連れでもギャラリーには行きやすく感じました。欲しい作品があれば、購入することもできるのもうれしいポイント!
体感型アートに喜んだ!
わが子が赤ちゃんのころに行った展示のなかでも、反応が良かったのは体感型アート。とても喜んだのは映像作品で、作品の上に立って動くたびに映像が変化するという仕かけのあるものでした。
そのとき、わが子は生後11カ月で、歩き始めたばかりということもあって、自分の足を動かすと変化する映像に興味津々ではしゃいでいたことを思い出します。
その他にも反応が良かったのは、大人も子どもも一緒になって大きな画用紙に自由に色を塗ってひとつの作品を作ろう、という企画でした。絵を描くのではなく、塗るだけだったので、わが子でも楽しめたのだと思います。
美術鑑賞したいけど赤ちゃん連れだから難しいかな……と以前は思っていた私。しかし、ギャラリー巡りからなら気軽に挑戦することができました。今後も、わが子と楽しく美術鑑賞を楽しんでいきたいと思っています。
著者:美容師・横田みお
3歳と1歳の男の子の母。美容師の資格を取得後、ヘアカラーリスト・アイリストとして活動。結婚と出産を経てライターに転向し、主に美容の専門知識や子育ての記事を中心に執筆。