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園児の午睡時の呼吸確認「ハグセーフティ」提供開始へ

この記事では、10月1日から保育所等の施設への提供を開始するIoTを活用した見守りサービス「hugsafety(ハグセーフティ)」について紹介しています。

保育園で午睡中の赤ちゃんのイメージ

 

保育園等では、子どもの午睡(お昼寝)時に、数分おきに保育士がうつぶせになっていないか、呼吸は大丈夫かチェックしています。保育士不足がよくニュースに取り上げられるなか、保育士の負担軽減につながる新しい取り組みがスタートするとの発表がありました。

 

午睡時の新しい見守りサービス

ソフトバンクグループで保育クラウドサービス「hugmo(ハグモー)」を提供する株式会社hugmoは、IoT(モノのインターネット)を活用した見守りサービス「hugsafety(ハグセーフティ)」を提供開始するとのことです。

 

hugmoのプレスリリースによると、「hugsafety」は、スマートフォンやタブレットなどで園児の午睡中の呼吸や心拍の状態の異変をリアルタイムに検知するといいます。

 

「hugsafety」でどのようなことができるのか?

「hugsafety」のマット型IoTセンサーを午睡時のマット(布団)の下に敷くと、その上で眠っている子どもの呼吸や心拍の状態を感知、Wi-Fi接続を通じて自動的にクラウドにアップロードされます。


アップロードされた情報は「hugnote」アプリ(同社が開発した連絡帳機能アプリ)で確認することができるとのことです。また、園児の異変を検知した場合は、アプリの表示と音でアラート通知し、教えてくれる仕組みになっています。

 

10月1日から、提供スタート

保育所等の施設への提供を開始するのは、2018年10月1日とのこと。「hugsafety」のクラウド利用料初期費用は、1施設につき3万円、月額料金は1施設につき1万5,000円。また、マット型IoTセンサーは、一括購入プランで1台当たり11万8,000円程度、リースプランの場合は1台当たり月額2,200円~(※5年契約の場合)必要となるようです。

 

ただ、厚生労働省は「保育園等におけるICT化推進等事業(事故防止対策分)」として市区町村が補助金を交付するための交付金の交付を始めており、「hugsafety」およびマット型IoTセンサーは、市区町村からの補助金の対象となるため、保育園は導入しやすい環境が整っているとプレスリリースでは述べられています。

 

 

厚生労働省によると、平成28年には109人の赤ちゃんがSIDS(乳幼児突然死症候群)で亡くなったと報告されています。(※1)センサーをつけたから100%安心できるというわけではありませんが、赤ちゃんを預ける保育園等にこういったサービスを活用することで悲しい事故が減少するようであれば、ぜひ導入の検討をしてもらえるとうれしいですね。


※2018年10月2日 内容の誤りを訂正

 

2歳の男の子を育てるワーキングマザー。「子どもにはいろいろな経験をたくさんしてほしい!」という思いから、いろいろなところへお出かけするのが休日の日課。妊娠・出産・育児の経験を生かし、ベビーカレンダーにて子育て支援に関する記事を執筆中。

 

※1 参考:厚生労働省「11月は「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の対策強化月間です」〈 https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000181942.html 〉

 

※参考:hugmo(ハグモー)「IoTを活用した見守りサービス「hugsafety」を提供開始」(プレスリリース)〈 https://www.hugmo.net/press_release/pr_180919.php 〉

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