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アレルギー持ちの子どもがいる家庭の防災対策【ママの体験談】

食物アレルギー持ちのお子さんがいる家庭の防災対策についてのお話です。大阪北部地震を経験され、そのときの体験も交えながら、備蓄したものやそのときに感じたことを教えてくださいました。

防災対策グッズ

 

災害時はただでさえ物資が不足し、食事をはじめとした生活全般に支障が出ます。そのため、各地からのサポートは大変ありがたいものです。しかし、アレルギー持ちの子どもに対応していることはまだまだ少ないのが現状。そこで、大阪北部地震を経験した私が防災について考えてみました。 

 

食物アレルギーと日々の食事

わが家には食物アレルギー持ちの子どもがいます。子どもは3歳女児と0歳双子男児の3人です。それぞれ小麦、卵、乳のアレルギーがあり、日々の食事は完全に手作りか、アレルギー用のミルクやパンなど、アレルギーに対応しているものでまかなっています。近隣では買えないものも多く、ほとんどをネット通販での購入に頼っている毎日です。

 

非常時のために備蓄したもの

わが家はいつ災害がおこっても慌てないために、家族5人が1週間生活できるように普段からいろいろなものを備蓄しています。水やティッシュ、タオル等の生活用品をはじめ、アレルギー持ちの子どもたちのためには、アレルギー対応のミルクや離乳食、水だけで調理できるご飯や加熱なしでも食べられるレトルトのカレーやシチュー、おやつ、味を飽きさせないためにふりかけや海苔もそろえました。

 

そして、言葉が分かるようになった上の子には、自分が何のアレルギーを持っているかをきちんと教え、他人に伝えることができるように練習しました。

 

備蓄した結果、見直しが必要だと分かる

今回震災に遭い、わが家のライフラインが復旧するまでに3日かかりました。そして、実際に使用した備蓄は想定していた5日分程度でした。備蓄の量が少なめではありましたが、自分なりにしてきた備えによって子どもたちを守れたので、ほっと胸をなで下ろしました。何より、備蓄した食品を子どもたちがよく食べてくれたので良かったです。

 

今回はライフラインの復旧が早く、自宅が倒壊しなかったことも乗り越えられた要因だったと思いました。もし避難が必要だったら……復旧が遅れて備蓄が底をついていたら……と考えると、まだまだ対策が必要だと感じました。  

 

 

アレルギー持ちの子どもの食べ物は、災害時でない普段の生活でも気をつかいます。そのため、災害時に慌てることのないように、日ごろからあらゆる想定をして準備することが大切だと感じました。


著者:松裏幸恵

二男(二卵性の双子)一女の母。薬剤師として働きながら子育てをしている。自身の妊娠・出産・育児に関する体験談を中心に執筆中。

 

※食物アレルギーの原因食品の除去は医師の診断のもとにおこなってください(除去食)。

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