順調な妊婦生活を過ごしていたのに、臨月に入っておなかが猛烈にかゆくなりました。大きくなったおなかを血がにじむほどかいてしまい、傷が残るのではと心配になって、クリームを塗ったり、冷やしたり、かゆみに対処した私の体験をご紹介します。
妊娠線の予防クリームを2本使い切った
妊娠5カ月目くらいから、私は妊娠線の予防クリームを使っていました。説明書通り、毎日お風呂上りには胸・おなか・二の腕・お尻・太ももにたっぷり塗るようにしていたのです。
予防クリームは1本3,000円ほどしますが、妊娠線ができることを考えれば安いもの、と惜しみなく使い、臨月の前には2本目を使い切っていました。
おなかに突然かゆみ! 血が出るほどかいた
ところが、臨月になって突然おなかがかゆくてたまらなくなりました。かかずにはいられず、大きなおなかに爪を立ててかきむしりました。
しかしかゆみはおさまらず、3日ほどかき続けると、おなかの表面の皮膚がめくれて血がにじむようになりました。かかないでおこうとペチペチとおなかを叩いたりしましたが、赤ちゃんが中にいると思うと良策とは思えませんでした。
クリームを塗り、アイスノンを抱いて寝る
そこで、健診のときに産婦人科で相談したところ、おなかがかゆくなる妊婦もいると聞きました。しかしかゆみは我慢するしかない、とのことだったので、私はかゆみを抑えるための方法をインターネットで調べ、試してみました。
結果、私の場合は冷やすのが一番効果がありました。厚手のタオルを巻きつけたアイスノンをかゆみが落ち着くまで抱いていましたが、幸い季節は夏で、涼しくてちょうど良かったです。あとは、ロクシタンのシアバターもおなかに塗るとかゆみが和らぎました。
妊娠期におなかがかゆくなる人がいるとは聞いたことがなかったので、最初はびっくりしました。一時的におなかにかき傷をつけてしまったものの、試行錯誤してかゆみを乗り越えられました。幸い、産後のおなかにも傷跡は残りませんでした。
著者:佐藤あおい
海外在住の一児の母。主に妊娠・出産・海外子育てなどのジャンルで、自身の経験を元にライターとして活動中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。